フレンチトーストを食べながら、家族とのエピソードを語り出した女の子。
お出かけ先で、フレンチトーストを買ってもらった思い出を嬉しそうに聞かせてくれました。
好きなパン屋さんで、買ってもらったらしく、「お母さんは、クリームのパン」「お兄ちゃんはチョココロネやった」と。
家族みんなで、甘いパンを食べた思い出は、彼女にとって、きっと宝物なんでしょうね。
その場で「美味しい」と良いながら食べるこどもの姿も見ていて気持ち良く、嬉しくなりますが、この子のように、思い出を話すというのも素敵だなぁ。
1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
フレンチトーストを食べながら、家族とのエピソードを語り出した女の子。
お出かけ先で、フレンチトーストを買ってもらった思い出を嬉しそうに聞かせてくれました。
好きなパン屋さんで、買ってもらったらしく、「お母さんは、クリームのパン」「お兄ちゃんはチョココロネやった」と。
家族みんなで、甘いパンを食べた思い出は、彼女にとって、きっと宝物なんでしょうね。
その場で「美味しい」と良いながら食べるこどもの姿も見ていて気持ち良く、嬉しくなりますが、この子のように、思い出を話すというのも素敵だなぁ。
小学生のM君。
放課後等デイサービスえるそるむなかたでの様子。
彼は「パラパラ遊び」が大好き。
紙を小さく千切り丸めたもの、パズルのピース、ブロック、砂場の砂…
そういう小さいモノを使って、手ですくっては落とす、ということを繰り返して遊ぶのが大好き。
手のひらの感触が良いのか、視覚として面白いのか、夢中になっています。
先日、そんな彼が誰かの介入無しに他の遊びをしている姿を見ました。
いつものようにパラパラ遊びに興じていたので僕は一旦退室し、しばらくして部屋の戸を少し開けて覗いてみたら…
ドミノを立てて並べていました。
誰に指示された訳でもなく。
ドミノのコマ(という表現で良いのかな?)で数回パラパラをして、それを立てて几帳面に並べて、を繰り返していました。
パラパラで色(コマの色がカラフル)を選別をしているのかな?
いつもと違う表情でパラパラをしながら、一見するとランダムに並べているように見えるけれど、並べる前には色を確かめて、ある程度自分の中のルールと照らし合わせてから置いているようでした。
途中で、僕が覗いているのに気がついてニヤリと目で笑って「閉めてください」と言ってきましたが(笑)
もしかしたら、僕の知らない他の場では、こういう遊びをしているのかもしれないけれど、僕が見ているところでそういう遊びをしてくれたのは、ものすごく嬉しかったです。
午前中、放課後等デイサービスえるそるむなかの学習サポートでお邪魔している時に遭遇した場面。
小一Y。
僕が部屋に入ったとき、ディッシャー(サラダバーとかでポテトサラダなんかをすくうアレ)を使って遊んでいました。
覗いてみると栗を入れて遊んでいました。
(カチャカチャ転がすだけだと勿体ないなぁ、遊びを広げられないかな)
散歩に出た先で栗を拾ってきたようです。
嬉しそうにYが「見て~、こんなものを見つけたんだよ」と見せてくれました。
永田「綺麗な栗を見つけたね。先生はモンブランが好きだなぁ」
Y「先生はモンブラン作れるの?」
永田「先生は食べる専門だな、あなたは作れる?」
Y「わからないけど…」
しばらく栗を眺めたり転がしたりしていました。
そのうちランチプレートに水を張り栗を入れ始めました。
Y「灰汁を抜きます」
ほぅ。
しかし、水が浅く漬かりきれないし、浸けようとして水を足してこぼして、テーブルが水浸しになり始めました。
Yももどかしそうにしています。
男性支援員「コップに入れたら良いんじゃない?」
Y「よし!先生、コップ貸してください」
男性支援員「あそこ(戸棚を指差して)から取って」
Y「はい」
そう言ってプラスチックのコップを出してきました。
コップにも水を入れ、栗を沈めて「灰汁抜き」を始めました。
ここで小一Sがタイマーを持参。
Y「あ、貸して~、60分計るよ」
S「はい」
タイマーを受け渡し。
S「僕もやる」
と、空いたプレートに自分が持っていた栗を入れて彼も「灰汁抜き」を始めました。
二人で顔を寄せ合って栗を眺める姿が、とても愛らしかったです。
S「先生、僕のも(灰汁抜きしてるよ)」
永田「うん、美味しく出来ると良いね。ちょっと、先生はお時間だから帰らないといけないから、頑張って美味しく料理してね」
Y「えぇ!?もう少し見てよ」
永田「ごめんよ。圧力鍋とかで時短出来んの?(時短は難しいか(^^;)」
本当にごめんね、もう少し早く来られたら良かった。
Y「そんなの無理だよ。元々8時間かかるのを1時間にしようとしてるのに~」
(時短を知ってた(@ ̄□ ̄@;)!!)
永田「そうかぁ、出来上がった感想をまた聞かせてね」
Y「はーい」
S「先生、さよならー、料理しておくね」
男性支援員にまたお任せをして、僕は退散。
(穏やかで素敵な遊びだな、そしてYの意外とも言える知識が面白い)
どうやら知識はお祖母ちゃんからの模様。
季節感に触れ、想像力を使い、友達を巻き込み、大人も巻き込み、相手の願いに触れようとして、工夫を凝らし…。
他にもあるだろうけれど、いろんな事が凝縮された素敵な遊びだなぁ、と感心しました。
一体どんな料理になったかな♪
中学生のOさん。
プールを終えた後の「どぅ♪?」みたいな表情に、キュンとさせられっぱなしです(笑)
どういうことか、と言うと…
プールの練習を終えて更衣室で、それぞれに着替えを済ませて、ロビーで待ち合わせる時のことです。
着替えのサポートに入ってくれているリサ先生が、彼女の髪をきれいに結ってくれてからロビーに現れます。
その髪型、彼女自身がリクエストしているのか、あるいはリサ先生が毎回レッスンを終えたOさんの表情を見てから決めているのか、その辺りは定かではありませんが、毎回違う髪型で出てきます。
その出てきたときに「見てぇ、二つ結びにしてもらった」と言ってくるときもあれば、気付いて欲しそうに髪を撫でているときもあります。
今日は、結ってもらった髪を掻き上げるような仕草をしながら、流し目のような視線を送ってきました(笑)
僕が、わざとしれーっとしていたらスーっとつまらなそうに歩いていこうとしていました。
もう、その様子が可愛らしいんですよ。
まるで「気の利かない男ね」と言われているようで(笑)
参りました!
「可愛いよ」と声をかけちゃいました♪
するとニコリと微笑みながら靴を履き始めました。
プールが上達していく姿も嬉しいけれど、こういうのも良いなぁ、と思うわけです。