午前中、放課後等デイサービスえるそるむなかの学習サポートでお邪魔している時に遭遇した場面。
小一Y。
僕が部屋に入ったとき、ディッシャー(サラダバーとかでポテトサラダなんかをすくうアレ)を使って遊んでいました。
覗いてみると栗を入れて遊んでいました。
(カチャカチャ転がすだけだと勿体ないなぁ、遊びを広げられないかな)
散歩に出た先で栗を拾ってきたようです。
嬉しそうにYが「見て~、こんなものを見つけたんだよ」と見せてくれました。
永田「綺麗な栗を見つけたね。先生はモンブランが好きだなぁ」
Y「先生はモンブラン作れるの?」
永田「先生は食べる専門だな、あなたは作れる?」
Y「わからないけど…」
しばらく栗を眺めたり転がしたりしていました。
そのうちランチプレートに水を張り栗を入れ始めました。
Y「灰汁を抜きます」
ほぅ。
しかし、水が浅く漬かりきれないし、浸けようとして水を足してこぼして、テーブルが水浸しになり始めました。
Yももどかしそうにしています。
男性支援員「コップに入れたら良いんじゃない?」
Y「よし!先生、コップ貸してください」
男性支援員「あそこ(戸棚を指差して)から取って」
Y「はい」
そう言ってプラスチックのコップを出してきました。
コップにも水を入れ、栗を沈めて「灰汁抜き」を始めました。
ここで小一Sがタイマーを持参。
Y「あ、貸して~、60分計るよ」
S「はい」
タイマーを受け渡し。
S「僕もやる」
と、空いたプレートに自分が持っていた栗を入れて彼も「灰汁抜き」を始めました。
二人で顔を寄せ合って栗を眺める姿が、とても愛らしかったです。
S「先生、僕のも(灰汁抜きしてるよ)」
永田「うん、美味しく出来ると良いね。ちょっと、先生はお時間だから帰らないといけないから、頑張って美味しく料理してね」
Y「えぇ!?もう少し見てよ」
永田「ごめんよ。圧力鍋とかで時短出来んの?(時短は難しいか(^^;)」
本当にごめんね、もう少し早く来られたら良かった。
Y「そんなの無理だよ。元々8時間かかるのを1時間にしようとしてるのに~」
(時短を知ってた(@ ̄□ ̄@;)!!)
永田「そうかぁ、出来上がった感想をまた聞かせてね」
Y「はーい」
S「先生、さよならー、料理しておくね」
男性支援員にまたお任せをして、僕は退散。
(穏やかで素敵な遊びだな、そしてYの意外とも言える知識が面白い)
どうやら知識はお祖母ちゃんからの模様。
季節感に触れ、想像力を使い、友達を巻き込み、大人も巻き込み、相手の願いに触れようとして、工夫を凝らし…。
他にもあるだろうけれど、いろんな事が凝縮された素敵な遊びだなぁ、と感心しました。
一体どんな料理になったかな♪
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