なので、彼らの心理面をサポートしていくことがとても大切だと日々感じています。
どんなことを意識的に取り組んでいるのかご紹介します。
1.大人は欲を出さない。
「お、良い感じ!」という手応えを感じるとついつい「もう少しだけ」と欲を出していまいがちですが、それはハッキリ言って邪魔です。
「お、良い感じ」で結構じゃありませんか。
誰のための学習か?ということです。
大人側が成果や満足感を得るための学習機会なんて不要です。
2.話を聞く。
子どもたちの話にはしっかりと向き合います。
これだけで学習サポートは成立し得ます。
だってそもそも「自信をなくしている」とか「悲しい体験を繰り返してきている」とかがあるわけですから。
そういう心のコリを解して、背負っている荷物を少しでも下ろす手伝いをすれば、元々持っていたであろう「なりたい自分」に向かうエネルギーが湧いてくるかも知れません。
3.言葉を掛けすぎない。
子どもと関わる大人の多くが「伝えたい」「教えたい」みたいな思いって、あると思います。
それを言葉にして全て伝えようとするのは、無粋です。
目の前の子どもは、そんなにも鈍感ですか?
まるで「まだ伝わっていない」と思っているかのように、言葉を掛けまくる大人がいます。
信じましょう(笑)
それに教えるというより、子ども自身が考える時間を奪わないことが大切だとも思います。
4.楽な姿勢を許容する。
のびのび、これが学習でも大切です。
学校で全てを許容するのは難しいかも知れませんが、放課後の学習でしたらいいじゃありませんか、多少ウロウロしたって、寝そべったって、膝を立てていたって。
それで、その子自身が取り組めるであれば。
そこで大人側の価値観で「行儀良く」みたいにすると、学習とは違うところで問答する羽目になって、「学習“も”コミュニケーション“も”上手くいかない」という結果になりかねません。
姿勢については、その子の感覚や筋力、いろんな要素が影響してきますから、無理強いしようとしても上手くいきません。
子どもによっては「一緒にやろうよ」→「いやだよ」→「そんなこと言わないでさ」と誘いながら取り組むことがあります。
その時にも、今言った、その子の感覚や筋力というものをある程度頭に入れて「これなら出来るよ」とか「これならできるかも」というところに気づいてもらうことを心掛けます。
それまで「出来ない」を積み重ねてきた子どもなら、それでも「気づき」となっていくこともあります。
そもそも子どもたちは、自分の好きなことだと自分の好きな姿勢で、黙々と学びを重ねていくものです。
よくよく見ると大人の求める定型でないにしろ、みんな学びを重ねています。
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