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2019年4月24日水曜日

「切り替えが苦手」とは言うものの…

「切り替えが苦手」。

この仕事をしていると、子どもたちの様子を話す中で、こういう言葉を何度も聞きます。
でも、そうかなぁ?と思うことがとっても多いです。

今日、夜に学習サポートをしていた中学生の男の子もそうです。
「切り替えが苦手で、何をするにも時間を要してしまう…」と言う話を聞いていました。

でも、この子の場合は、「切り替えが早い」こともあります。
どんな時か?

一番分かりやすいのは、終わりの時です(笑)

学習の終わりの際には、とても早く片づけをしていきます。
そして、終わりとなった途端に他の話を始められたり、鼻歌を歌ったりします。

「当然でしょう?」と言われれば、それまでですが、勉強の終わりも場面の切り替えです。

本当に苦手だと、「さ、休憩」となるまでにも時間を要するんです。
形だけ休憩でも、頭の中はまだ勉強モードだったり。

いますよ?勉強に入るのも、終わるのも苦手な子って。
そういう子を見ると、「あぁ、確かに切り替えが苦手なんだろうな」と思います。

でも、この子は「切り替えられるときがある」のです。

「勉強は必要」という思いが大人は強くなるから、そこへ向かうのが苦手だと「切り替えが苦手」ということになっているのかもしれません。

「切り替えが苦手」なのと「勉強に向かうのが億劫(億劫でないにしても、向かえない理由がある)」のとでは、サポートの方法が異なると思います。

それを見極めて、理由を知って、彼が自信を持ったり、生きやすくなっていったりすれば、良いのかなぁ。

そんなことを考えています。

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