到着すると、何やらお母さんからせっつかれていました。
お母さん「ほら、話してみ、先生なら聞いてくれるから」
お母さんからも合図があり、とりあえずは、彼の部屋に移動して話を聞いてみることに。
久しぶりの挨拶をして、話をしてみると、たーっぷり聞かせてくれました。
途中、涙目になりながら、一生懸命に。
こんな自分はダメだ。
こんな自分は嫌だ。
本当はこうしたい、けど出来ない。
面倒くさい。
こんな風に思われたらどうしよう。
もしかしたら…。
そんな話が山ほど出てきました。
一時間、ほとんど彼は喋り続けました。
「こんなに自分の気持ちを話したの初めてかも」
そんなことも言いながら、話をしてくれました。
僕はとにかく「そうなんだ」「そうか」「それで~?」と、彼の“話しやすさ”を意識しながら相づちを打ち続けました。
一時間話を終えた後で、お母さんとバトンタッチしてもらい、お母さんとも30分くらい話をしました。
お母さんの想いも聞いた上で、今後に備えないとならないと思いましたから。
彼の特性による困り感。
思春期ならでは、という感じの話。
それらが絡み合っているようです。
彼の育ちを喜びながら、彼と共に考えていきたいと思います。
お母さんやお父さんの深い愛情も、彼の親への深い愛情も、すれ違ってこじれてしまわないように手伝い、というかサポートを出来るよう備えておきたいとも思います。
当たり前ですが、特に僕みたいな立場から説教みたいなことをしても仕方ないんですよね。
僕は、彼の気持ちの整理や発散のお手伝い。
とりあえず、次回はその子へ絵本をお届けしようと思います。
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