ヨッシャ!と思う瞬間。
「永田さんの前だと、甘えるというか…素を出しますよね…何というか、家族に見せるのに近い姿だと思います」
プールのレッスン後にお母さんが言ってくれました。
嬉しいです。
では、経緯を。
プールで駄々こねを始めて、今日は泣きながら入水した小一男子の話。
二着水着を持っている彼。
今日プールバッグに入っていたのが、自分の思っていたものと違ったようで、更衣室内で着替えを始めた頃から、へそを曲げて、モノに当たり散らしていました😅
こちらでは駄々こねをさせつつ、エスカレートし過ぎないようにやり取りを重ねました。
「気持ちはわかるよ。でも、そのやり方は、今、ここでやって良いやり方ではないと思う。」
ということを伝えながら。
ブツブツ言わせながら、負荷を下げるために時折、着替えを手伝って、なんとかかんとか更衣室から出てプールへ。
いろんな行程をしながら、「絶対にお母さんが悪い」「みんな地獄にいけば良い」😅なんて言い始めます。
僕も意地悪だから、「そんなに文句があるなら、自分で用意すれば良い。いっちょ前に文句を言ってても、それだけじゃ相手にしてもらえませーん(^3^)/」「水着のことで地獄に行かされたらたまらんな~」なんて煽りながら、彼の話を聞いていきました(笑)
こういうやり取りをしていくと、当然、言葉はどんどんと溢れてきます。
泣きながら。
モノとか人に当たるというやり方は「ここでのやり方ではない」と言われているから尚更です。
15分くらいやり取りをすると少し声のトーンが柔らかい伸びやかなものに変わってきます。
恐らくは、溜まりに溜まったものをある程度吐き出して荷物を下ろした感じになったのではないか?と察します。
そうなったところで「よし、上がろう!今日はブツブツ言いながらプールに入れたよね?頑張ったね。いっちょ前に文句言ってよし!お母さんになんて話しようか?伝わるように話をしないとね」と伝えました。
身体を拭きながら彼は「うん、これから僕が自分で準備するから…って」と。
永田「そうだね、“ボク”の思いを伝えないとね」
更衣室に入るまで息巻いていましたが、更衣室で着替え始める頃には、すっきりし始めたようで、ブツブツが引っ込み始めました。
着替えを終えて、更衣室を出たら…「ありがとう」と受付の人に鍵を返して、背筋を伸ばして気持ち良さそうに歩いて靴を履いて帰っていきました。
あれ?お話良いのかな?と思いつつ、話したくなったら話すよね、と見送りました。
「プールの中で泣いているように見えましたけど…」とお母さんが尋ねてきたので、経緯を話しました。
そして、冒頭の言葉でした。
いろんなところ(学校や方デイ)で泣いたり怒ったりは、しているみたいですけど、周りのお友だちとの兼ね合いとか、雰囲気とかでしょうか?
お母さんからすると、同じ怒る、泣くでも家とは違う感じで、ここでの出し方は家の様子に近い、とのこと。
なんかヨッシャー!って思うんですよね。
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