今日はある男の子と算数の学習でした。
先日、ちょっとした事情で学習が出来ず、振替日として今日を設定していました。
いつもと違う曜日なものだから、最初は少しご機嫌ナナメ(笑)
課題をするのも渋々。
そこで何気ない会話を持ち込んでお喋りをしながら気持ちを解していきました。
15分くらい経って、解れてきました。
すると「先生、実は新しいコンパス買ったんです」と。
彼の部屋に入った時点から、不自然なくらい目に留まるところに置いてあったから気づいていましたとも♪
永田「お!やっぱり?めっちゃきれいやん?いつ買ったん?」
男の子「この前の土曜日です」
永田「そりゃ、ピッカピカなはずやね。ね?使った?」
男の子「少し。先生、後で円の問題出してください」
(お、乗ってきたな。今日はこれだな)
永田「なら、この問題、キリの良いところまでしたらね」
男の子「はい」
そういって、それまで取り組んでいた「平均」の学習を数分で終えて、急遽「円」の学習に。
男の子「半径何センチの丸を書きなさい、っていうの出して」
永田「オッケー…」
数問「半径」や「直径」の指示を出して円を描くやり取りをしているうちに、すっかりご機嫌も治ってきたようなのですが、少し「ハマり過ぎ」な感じ。
自分でサイズを変えて描き出してしまいました。
そこで、主導権をこちらが手放さないように、一捻りして、コンパスを使った幾何学模様を描くことを要求してみました。
男の子「おー、花みたいになった。」
と、すごい食いついてくれて、こちらの言葉にまた耳も気持ちも傾いてきました。
それに合わせて、円周や円周率の確認をしてみました。
この定着が弱いようなので「次回は円の復習をしていこう」と提案したら、「そうだね」と快諾してくれました。
今日はここまで、と挨拶をしたら「楽しかったぁ」と気持ち良さそうに伸びをしていました。
一般的な塾などである「短期集中講座」とかとは違うので、長いスパンで学習をしていくときには、こういう「間」も絶対に必要です。
そして、その「間」を次への足掛かりにしなくてはいけません。
「間」には、休憩でも、遊びの要素でも、その時々で、入れられそうなもの、必要なものを入れたら良いと思います。
「間」にも情報はたくさん詰まっているので、子どもの様子を見ながら、停滞させないような展開を考えていく。
そうすると、「次回」に灯がともるんです。
こうやっていくことで、「間」があっても中長期的に見ていくと「継続できている」という子どもの自信が芽生えていくように思います。
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