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2019年6月27日木曜日

黒一色のノート

一緒に学習をしている中学生。

ちょっと彼の勉強している姿を見て気になることがあったので、彼にお願いして、学校で授業中に板書を写したノートを見せてもらいました。

気になったのは、まずは筆箱の中。
少し前に筆箱の中身が見えたとき、新品の包装されたままの赤ペンがありました。
それが、3週経っても包装されたままの姿でした。

「この筆箱は、僕との学習専用?学校でも使ってる?」と尋ねました。

すると「わざわざ変えたりせんよ、面倒やし、俺がモノ失くしやすいの知っとるやろ?」
と返事が。

そうだよなぁ、という感じです。

ノートの中は黒一色でした。

問題の丸つけすら黒(笑)

「真っ黒やね(笑)ペンを変えるのが面倒なん?」と尋ねてみました。

彼「いや、そうじゃないけど。黒と赤の組み合わせって、なんか強そうだったり怖そうな感じやん?それ、落ち着かんのよね~。」

僕「そうなんや。でも、ノートを見返したとき、どこが大事か分かりにくくない?一色だとさ」

彼「そう!それ。テスト勉強の時に役に立たん気はしてた。先生が『ノートを見直しておけ』って言うけど、意味ないやん?って思いよった」

僕「そうかぁ(^^;そしたらさ、赤じゃなくても色を変えるって言うのはどうなん?例えば赤の代わりに青とかピンクとか緑とかでも良いやろうし。蛍光ペンとかもあるよね」

彼「あぁね、それは良いかもしれん。今度試してみよ」

意外な落とし穴かもしれません。
視覚過敏、とかそういうことなのかもしれませんし、別のことかもしれませんが…

とりあえず、“もしかしたら”彼の勉強しやすさを見つけられるかもしれないやり取りでした。

話を更に聞いてみたら、「先生が赤ペンで丸つけしたのも落ち着かんから」という理由で、ほとんど解き直しをしてきていないみたいです。

聞いて終わり。

それで似たミスを繰り返してきていたり、苦手なところは苦手なまま来ているのかもしれません。

こういうこともある、というお話。

成績とか、問題が解けた解けなかったというだけでは、学習サポートとは言えないと思うから、いろんなことを見ていきたいですよね~。

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