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2019年7月6日土曜日

静かな心遣いと「ありがと」

今月から保育園のサポートに入るようになっています。

ある男の子と女の子のやりとり。
二人とも僕のサポートの対象児童として名前が挙がっている子たちです。

ブロック遊びをしていた男の子。
何やら思っている部品がなかなか見つからない様子。

目の前に広げたブロックの山をガチャガチャと探すも見つからずキョロキョロし始めました。

その様子に気がついた女の子。

同じ種類のブロックの入っている箱にスーっと近づいたと思ったら、おもむろにその箱を持ち、男の子の元へ持っていきました。

何も言わずにすっと置いて、また自分は1人で跳ねたりしながら遊び始めました。

この女の子の姿にもまず驚きました。

ずっと他の子と遊んでいるような、1人で遊んでいるような、そんな感じでフワフワと部屋の中で過ごしていたのに、お友達の困り事にはしっかりと気付いているんだなぁ、と。

そして、受け取った男の子の方は、女の子には目線も送らず、まるで初めからブロックの箱がそこにあったかのように、ごくごく自然に部品を探し始めました。

…が、10秒くらい経ってからでしょうか。

女の子は、もう既に別の事に夢中になっているのですが、ブロックで遊びながら「ありがと」と呟きました。

感じたことと、それを口に出すまでにタイムラグがある子なのでしょうね。

味わっているのかな?
自分の気持ちを。

まるでそんな風に見えました。

きっとお互いの気持ちは届き合っているんでしょうね。

本当にほっこりしました。

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