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2020年2月18日火曜日

「だって時計の針って動くじゃん」

先日小学校中学年の男の子と学習をしているときのこと。

彼は、時計を読むことが苦手です。
プリントなどで問題として時刻の問題が出たときには、時間を掛ければ解けるのですが、掛け時計や腕時計を見てパッと答えることは難しい状況が続いています。

「プリントの問題を解くときみたいにゆっくりで良いんだよ」
と伝えたところ…

「だって、ゆっくりしている間に時計の針は動くじゃん」
とのこと。

まぁ、確かに。
話を聞いていってみると、彼は“正確な時刻”を伝えなくてはいけないと思っていたようです。
普段の会話では「〇時〇分」と言いつつも“だいたい”であることってありますよね?
5分単位くらいで「もうすぐ〇時〇分」と伝えることもあります。

でも彼にとっては、算数の問題と同じように“正確”な時刻を伝えることが必要だと思っていたようです。
それを考えるのに時間がかかるとのこと。
分単位で目盛りが刻んでいない時計だとなおさら分かりにくいそうです。
時間がかかるうちに分針が進めばまた読み直し…と。

それから算数の時計の問題には出てくることのない秒針の存在。
毎秒動いて、「コイツなに?って感じがする」そうです(笑)
もしかしたら、彼にとっては動く針が目につき過ぎるのかもしれません。
まだ仮説の段を出ませんが。

時計が読めない、といっても理由はいろいろだと思うのです。

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