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2022年2月5日土曜日

コロナ禍でも事業を継続できた3つの理由

 コロナのことが日本でも騒がれ始めて2年余り。

ニュースを見聞きする限り、本当に多くの企業、事業が破綻していて、「明日は我が身」となるのではなかろうかと心配した日もありました。

実際、本当に厳しい時期が繰り返されています。

それでもぐるんぱは2年間生き残っています。


我が家は共働きで、明日の暮らしを心配する、ということが急に訪れることは滅多なことではないと思われます。

それにももちろん救われています。


そういう事は前提にありますが、ぐるんぱを利用してくださっているご家庭のほとんどが、サービスを提供できない時期が繰り返されても、その時期が過ぎたら戻ってきてくれます。

それは僕の暮らしが共働きによってある程度保障されている事とは別問題だと思ってもいます。

ここのところそれについて、よく思いを巡らせていました(やはり起業をしている古い友人が事業をたたんだと聞いたのがきっかけ)。


ぐるんぱがギリギリでも事業を続けて来られたのは、

「早めに判断する」

「ぐるんぱの晒されている状況を包み隠さず伝える」

「ご家庭(顧客)に判断を委ねる」

この3つだと思っています。


まず「早めに判断する」について。

コロナのことに関わらず、例えば冬場に雪が予想される時や夏の台風が接近すると予想される時もそうです。

「大したことなかった」というのはあくまで結果論だと考えて、かなり早めに休みの判断や「急にお休みを貰うことがあるかもしれない」と伝えるということをしてきました。

雪や台風は週間天気予報でわかる範囲で一週間前には「もしかしたら」ということを各ご家庭と確認し合ってきました。

このコロナ禍でも、自分が濃厚接触の可能性がある、というくらいでも早々に連絡をして休む判断をしてきました。

そして安全と安心が確認できたら「ご迷惑おかけしましたが大丈夫でしたので再開します」という旨の連絡も早めにしてきました。

僕自身がそうだからか、ぐるんぱを利用しているご家庭も無理はしません。

もしかしたら、と思った時点で早めにお休みの連絡をほとんどのご家庭がくださいます。

結果、ぐるんぱは活動ができない、という期間が最小限になっていると思っています。


次に、「ぐるんぱが晒されている状況を包み隠さず伝える」。

昨年の5月、父が感染し重症化して大変でした。

そういうことも利用してくださっているご家庭には連絡しましたし、利用しているご家庭で濃厚接触だとか陽性者が出たとかそういう情報は包み隠さずお知らせをしてきました。

これは後から「実は…」というのは、とても印象が悪く信頼を欠くことにつながりかねないと思っているからです。

それにコロナのことで言えば、利用してくださっているご家庭にはニュースで流れる数字だけでなく、身近な場所ではどうなのか?ということを把握してもらって、正しく対処してもらいたいという思いもあってのことでした。

これもお互いに無理をしないために、絶対必要だったと感じています。

無理をしても良いサービスは提供できませんし、僕なりのリスク管理でした。


そして「ご家庭(顧客)に判断を委ねる」ということも心掛けてきました。

前述したように判断は早めにしてきました。

それは何も「活動をお休みします」という判断だけでなく、「こちらは対応可能」という判断も同じです。

ただし「ぐるんぱは活動するので来てください」とは言いません。

「こういう状況なので、ぐるんぱとしては対応可能ですが、ご家族の事情と天秤にかけながら利用の判断をしてください」と相手に判断を委ねてきました。

そして安心して休んでもらって、安心して通ってきてもらってという状況を提供してきました。


この3つが、これだけミニマムでニッチな仕事をしているにも関わらず、ぐるんぱの事業を継続していくことを可能にした理由だと考えています。

もちろん収入の浮き沈みは激しい2年間でした。

それでも今、ぐるんぱは確かに生き残っています。

苦しくも「生き残っている」という事実があるので、間違っていなかったと思えています。


また2月は少し厳しい時期になりそうです。

それでもこういう事実があったから、ある程度の安心感を持って、空いた時間にできることを見つけて、そこに傾注できているのです。

今回の波も乗り越えたら、今やっている下拵えがまた、ぐるんぱを次のステップへと押し上げると確信に近いものすら持てています。


決して軽視しているわけではないけれど、多分ぐるんぱはコロナが原因でなくなることはない、そう思っています。

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