普段の様子からも様々な認知を視覚に頼っているんだという事が伺える彼。
今日は彼から面白い話が聞けました。
子「こたつに入ると落ち着かないんよね」と。
永田「えぇ~?なんで?僕なんて油断すると寝ちゃうくらい気持ち良くて好きだけどな」
子「あったかいし、気持ちいいと思うんだけど、こたつに入ってる時って足が無くなるみたいやん」
永田「あぁ、見えんもんね」
子「怒られんか不安になる」
永田「どういうこと?」
子「おれ、こたつの中で足が本当に分からんくなるんよね。で、他の家族と足がぶつかっているのに気づかんくって『伸ばしすぎ、当たってるやろ』って怒られるんよね」
永田「あぁ、そうなんや。それは落ち着かんね。ってことは一人だと落ち着けるん?」
子「うーん、なんか足が分かりにくいのはモヤモヤするけど、先生みたいにこたつで寝られるときもあるよ」
こういうやり取りをしました。
この子、学習の時にも度々、机の下で僕の脚の上に自分の足を乗せていて、気づいているのか気づいていないのか分からなくなる時がありました。
普段から陽気でお茶目な子なので、僕が彼の足の下から足を抜いたり、彼の足の下から足を持ち上げると
「おっと、うっかり踏んづけてましたなぁ」とおどけて見せたり、「あれ?また踏んじゃってた?」と首を傾げたりすることがありました。
でも半分はお茶目で、半分は本当に認識できていなかったんだな、と再認識しました。
見えるから認識できるんですね。
高学年になり、こういう話を自分で伝えられるようになってきたから、周りはいろいろと彼のことを理解できることも出てくるのですが、言葉が不足していると大変なことも多そうです。
でも、だいたいの場合、困り感には理由があるんですね。
こういうエピソードの積み重ねが、彼の支援のための具体的な手立てに繋がることもたくさんあります。
だからぐるんぱの学習サポートは、子どもとたくさんお喋りもします。
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