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2022年2月10日木曜日

学習の困り感を見ていく

 とある中学生と英語の学習中。


・英単語が覚えられない

・書き写すのに時間がかかる

・面倒くさい


本人の訴えとしてはこういう事が出てきます。


そこで僕の方ではどんなことを見ていくか?というところですが。

もちろんこの見立ては支援者の専門性や得意なところで変わってくると思うので、あくまで永田の視点というところになってきます。


・ワーキングメモリーの低さ

テキストを見て書き写すにしても、単語練習をするにしてもワーキングメモリーが低く、一文字ずつ書き取りをしていくので単語というまとまりでアルファベットを見ていくことが困難なように思えます。


・学習時の視覚入力の不器用さ

「m」と「n」の違いのように、パッと見て判断が付かず、判別に時間を要したり、間違ってしまったりすることがあるようです。

矛盾するようですが、自分の好きな活動の時には使えているようなので、視力の問題ではなく、苦手意識などが絡んでいる可能性は大いにあります。


・微細運動の苦手さ

ペンを持つ指先の扱いが未熟で筆記速度が上がらないときや、所定の大きさで文字を収めることが難しく、枠内でに書こうとすると時間がかかります。

また、そこに気を取られることで覚える作業が疎かにになりがちです。


・衝動性の問題

気になることや話したいことが湧いてくると、それを抑えることが出来ず、作業の途中でも話をし始めるなどして中断しがちです。

例えば「like」というわずか4文字の単語であっても「lik」まで書いて、あと一文字「e」を欠くだけにもかかわらず話を始めて、そのまま書き忘れることもあります。


・筋力の問題

姿勢保持をする筋力や体力、ペンを動かすための筋力の加減に困難さがあるようで、疲れるのが早いようです。

そうすると「面倒くさい」という気持ちが先立つのも納得です。



これらについてぐるんぱの学習サポートでは、声に出しながら取り組む、時間を図りながら取り組む、合間にちょっとした手遊びを入れる、会話する時間を取って満足感を得てから取り組むというような事もしていきます。

そして、そういうことをなんでするのか、僕の場合は本人にも伝えます。

それを家でも取り組んでもらうようにしていきます。


学習支援で難しいのは、日ごろの姿と矛盾が見えることがある時です。

支援に携わっている人や当事者、家族はよく耳にする視覚優位とか聴覚優位とか特性に関わる話は、一定の傾向は見られますが、苦手意識や嫌悪感というネガティブな感情で、変わることがあるようです。

そういうことを見ていき対応していくのがぐるんぱの学習支援の実践です。



一緒の時にしかできない、では支援としては不足なので。

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