「ケンカ」と「いじめ」
その違いってとっても難しい、と感じている人も多いと思います。
今日はそれについて少し書いてみようと思います。
方向性の違い
ケンカは双方向に行われます。
いじめは一方通行で行われます。
ケンカは基本的に対等な立場で起こるものであり、片方がやられっぱなしになるというものではありません。
「やりとり」ですし「コミュニケーション」の在り方の一つだという事が分かると思います。
いじめは「する」と「される」で、一方的に行われてしまいます。
これでは「コミュニケーション」とは言えません。
攻撃の性質
ケンカもいじめも、相手に対して何らかの攻撃性を見せる瞬間というのがあるのは同じかもしれません。
言葉、力…
でも大きな違いがあります。
「数の違い」「秘匿」この二つはいじめの大きな要素です。
ケンカはコミュニケーションの在り方の一つだと書きましたが、それを成立させるためには、お互いに人数の頭数がほぼ同数であるというのは大前提です。
でないと対抗というかやりとりではなく、押しつぶされてしまいます。
いじめの場合は、そんなのお構いなしです。
ターゲットに対して一方的に攻撃を向ければそれで成立してしまいます。
また、秘匿性もいじめの大きな要素です。
ケンカは秘匿では出来ませんが、いじめは秘匿でも可能です。
このように数の違いや秘匿性で以て、いじめは責任を感じないで済むようなシステムの中で行われるものです。
ケンカの介入は様子を見ながら。
いじめは即介入。
こうやって考えると何故かが分かると思います。
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