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2016年2月11日木曜日

理解する、ということをどう捉えるか

例えば、コインロッカーにお金を入れて施錠できる子がいたとします。
それがお金の概念を理解していることとは一致するとは限りません。

算数の掛け算の九九を暗唱できる子がいたとします。
暗唱できることと、掛け算を理解していることはちがいます。


幼稚園児でもコインロッカーの施錠の手順は覚えられますが、それとお金の役割や価値が結び付いているかは別問題ということです。
幼稚園児でも、歌のように乗せてスラスラ九九を言えるようになる子もいるかもしれませんが、それが掛け算を理解していることにはなりません。

「ごめんなさい」を怒られたら反射的に口にしても、謝る意味を理解していなければ意味がありません。

これらの逆もありますよね。
理解はしているけれど他の躓きで「出来ていないように見える」ということが。

「出来ること」と「分かっていること」は違うんですよね。
不思議なことですが。

作業にしてしまえば出来ることも、理解になっていないということが。
理解しているけれど、出来ないということが。


もう少し具体的な例え話を。
例えば算数の概数の話。
5、6、7、8、9は繰り上げる
4、3、2、1、0は切り捨て
と作業的にすれば四捨五入は出来ますが、概数の概念が分かっているとは限らない、ということもあります。


そういうことって日常に結構溢れているんですよね。
それを整理していくことは、僕のやることの1つかな、と思っています。

一見すると出来ていることに囚われて、大事なことを置いたままにしていると、先に行ったときに必ず躓きます。

何に起因した躓きなのか、それを見つけるために遡るのはとっても大変なことです。

本人にとっても。
周りにとっても。
見えにくくなっていますから。



僕は、そういうことを出来る限り見落としたくないと思っています。

実際、そういう失敗をこれまでしてきたこともあります。
それでお互いに気付きながら前に進んできました。

次に出会った子には同じことはしまい、と思いながら。

おそらく、ぼくはこれからも失敗をしていくと思います。
でも、積み上げていきます。

今日は、そういう思いを改めて綴ってみました。


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