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2016年2月23日火曜日

効率化とバリアフリー

効率化とバリアフリーの両立を考えるのはとても大切で難しい話だと思います。

例えば人的効率化を図ろうとすると、代わりに設備投資が必要になります。
設備投資で補える問題だったらいいのですが、どうしても人の手が借りたい、と思った時に人員削減によって、そこに人が割けないということになるとそれは、バリアフリーではなくなってしまいます。

必ずしも設備の充実=バリアフリーとは限らないんですね。

かなり認知されてきた考え方ではありますが、バリアフリーというのは何も設備面だけの話ではないんです。
人の心のバリアを取り除くことだってバリアフリーです。

設備充実にばかり思考が偏るのも、実はバリアになっていることがあるということです。

「これだけ設備を充実させています」ということだけではバリアフリーにならないんですね。

むしろ、僕は「これで大丈夫かな?」「何か不足がないかな?」と考え続けることと、「もっとこうあったら良いのに」という声を上げやすい環境こそがバリアフリーの一歩目だと考えています。

たとえ設備が万全に整っていなくとも。




ちょっと趣を変えてみます。

近年映画館で「3D」の作品がたくさん上映されるようになってきましたよね?
作品によっては迫力満点で、3Dの良さを存分に発揮した作品もあります。
(個人的には3Dでリメイクされたタイタニックは良かったです。)

3Dの上映が普及し始めたころには3Dのみで、2D作品が無いものもあって驚いた記憶があります。


その3D、多くの人の余暇をより追求したところで生まれたサービスですが、考えたことがありますか?
「片目では今の3Dは楽しむのが難しい」ということを。

両目で見るから楽しめるんですね。
あの3Dは。


企業と言うのは経済活動ありきで、それを向上させることが一つの存在理由にもつながるわけです。
3D作品にすると、客単価も上がる、話題性もある、というメリットが一つあると思います。
観客にしても、2Dでは味わえない迫力が味わえる、というメリットがあります。
そこがかみ合っているから、上手くいっているのですが…

あれだけのことが出来るなら、もっとバリアフリー的な映画上映方法は生み出せないものか?と思うこともあります。

例えば、通常の映画館で字幕が出るのは外国映画のセリフだけです。
邦画は映画館では通常字幕は出ないです。
つまり耳が聞こえないと楽しめない。
洋画にしてもセリフ以外の効果音(アクション映画なんか銃声だらけですが)については、聞こえないと状況が分からないということにもなりかねません。
解説付き(例えば「後ろから狙撃される」とか、アングル外からの呼びかけについてもセリフの他に「○○から声をかけられる」とか…とっさに良いたとえが出ないですが苦笑)の映画なんかあれば良いのに、なんて想像したりします。

聴覚障害の恋人とデートで映画館に行けるようになったり、あるいは高齢で耳が遠くなってきても映画が楽しめたり…幅は広がると思うのですが。
そういうバリアがまだまだ気を付けて見ると溢れていると思います。

(もっと良いたとえが出せるように練っておきます。そのうちに)

外出自体は出来るだけの身体機能があるのに、「楽しみがない」、それが理由で外に出るのが億劫になる、ってもったいないと思いませんか?


効率化とバリアフリー、これを上手く折り合い付けられるサービスがもっと増えたらいいと思います。


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