プールキャップをなかなか被らなかったKさん。
もう、一時間のうちに一、二回外すくらいになってきたし、外しても本当に被り直すというくらいのもので、すっかり気にならなくなりました。
昨日も別の子とプールに来ていたら、彼がご家族に連れられて現れました。
少し前まではご家族と来たときにはキャップを脱いでしまうことが多かったのですが、昨日は随分と被っていました。
半年掛かりましたが定着してきたようでホッとしています。
(長年の週間を変えるのは勇気が要ります。本人も、支援者も)
何か一つ伝わると関係性はグッと縮まる気がします。
今日は、顔を合わせてから、とても表情が良くて、足取りも軽く、歩行のサポートのために僕の腕を掴んでもらうのですが、それも実に柔らかでした。
指示待ち傾向のあった彼が、自ら更衣を始めて、更衣にかかる時間も普段の半分くらいで済みました。
(今日は、たっぷり入れるなぁ)
入水してからも好調でした。
まずは毎回、その日の調子を見るために彼のペースで2周~3周歩いてもらうのですが、それも軽やかで、上半身も上手に力を抜きながら歩いていました。
(今日はいけるかも)
永田「Kさん、少しビート板を使って泳いでみましょ」
(初めてでは無いですが、これまでは、こちらが足を持たないと動かさないし、動かしても数回で、とてと「泳ぐ」というイメージとは言えない感じばかりです)
ビート板を持ってもらい「せーの!」と声をかけたら足を上げて、顔を水に浸けて浮かびました。
そのまま手を彼の背中に添えながら「1、2、1、2…」と声を掛けました。
すると、足を動かし始めました!
明らかに「泳ごう」という意志を持った動かし方でした。
(よし!やったー!!)
永田「Kさん!上手!」(OKサインを手で作りながら)
Kさんは、満面の笑みで応えてくれました。
ルールが定着してきたら、次は余暇として深めるためのやり取りです!
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