困り感を抱える子どもたちを見ても、「四六時中調子が悪い」(この「調子が悪い」という表現って特性のせいにしている感じで好きじゃないんですが)ということってないと思います。
本人や周囲が困っている場面(瞬間に近いかな?)を切り取って、細かく見て、考えていくことが必要だと思うのです。
絶対に、困り感のあるところには原因があると思います。
「特性」のせいにしてしまうのではなくて、「困り感があるとき」「調子が悪い」というときと、そうでないときとを比較して、「どんな場面で」「どんな環境で」、その困り感が生じているのかを見て、その場面や環境を変えていくことが支援だと思います。
始点はとにかく観察しまくることに尽きると思います。
対象児者のこと、周囲のこと、前後関係のこと…
そこで「変えられること」と「変わらないこと」を仕分けして、それから変えられることについて考えまくるのです。
そうやって手立てを考えていくことで子どもたちの成長へとつながる支援が生まれると信じています。
行き当たりばったりの後手後手の対処ではないものになると思うのです。
対象児者に「こういう子だから」というレッテルとあきらめを向けるのではなくて、困り感を「出来ない」ことではなくて「今はここまで出来る」という成長段階として捉えて支援にあたりたいと思います。
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