支援という言葉を聞くと、対象児者の負荷を減らすイメージが先行するかもしれません。
でも、決してそういうわけではないんでんよね。
負荷をかけて、“乗り越える”みたいな場面を作ることも必要ですし。
もちろん負荷を減らして“スムーズさ”に繋げることもします。
その匙加減は、やはり対象児者の生活全般を考慮して行うべきだと個人的には考えています。
そこから更に、関わる時間の中でどこで負荷をかけて、どこで負荷を減らすのかを検討していくのだと思います。
要はバランスの問題なのだと。
支援は決して“手取り足取り”ではありません。
だから時には“困らせる”という手段をとることだってあります。
イライラし出して、歯痒くなって、悔しくなって、ということもあります。
(時に、こういう思いを体験することも大切だとも思いますし)
その先に“考え出す”、ということが始まることもあります。
「ええぃ!」と半ば自棄になって、“たまたま”出来ることもあるかもしれません。
負荷をかけるとそういうことが起こり始めることがあります。
そこを逃さない準備も必要ですが。
負荷を減らすときには、減らすなりの根拠を持たないといけないと思います。
負荷を減らして、「ラクになった」というだけにならないようにしないと、育ちの芽を摘むことになってしまいます。
もちろん負荷を減らすことで動き出す、進み出すものもありますから、それをしっかりと捉えて、それをどうしていきたいのか?という見通しが必要だと思います。
こういうことを、検討していくためにも観察眼は磨かないといけないし、相手とのコミュニケーションも必要です。
負荷をかければ良いという訳でも、減らせば良いという訳でもない、という当然の話なのだけど、僕自身、意識として忘れないために。
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