目に見えやすい困り感ではなく、むしろそれが原因で本当に困っていることが見えなくなることがあります。
分かりやすいのは「学校の成績がよろしくない」という状況。
一例ですが…話を掘り下げるとこんな話が出てきがちです。
保護者から。
・「子どもに勉強のやる気スイッチの場所がわからない」
・「学校から繰り返し子どもの成績について話をされる」
子どもから。
・「勉強しているつもりなのに成績が上がらない」
・「親から『勉強を頑張れ』と言われ続けている」
・「そもそも勉強の仕方が分からない」
というようなことがそれぞれの困り感になってきます。
家族内など身内で考えるときにはお互いの困り感は何だろうということへ思いを巡らせることが重要です。
そこから更に僕の立場としては共通項を探し出す必要があります。
それを具体的な手立てに落とし込んでいくのです。
この場合の共通項は「すれ違っている感がある」というところでしょう。
ですから親子の繋がり感を育むというのが、僕の役割だと思っています。
「成績がよろしくない」という事実に振り回されますが、実は「我が子のことなのに分からない」「親の期待に応えたいけれど、こんな僕じゃ認めてもらえないんじゃないか…」という目に見えない不安をそれぞれ抱えているのです。
なので僕は保護者へは「僕から見えるその子の姿」を伝えて「家庭で取り組みやすい手立て」を提案します。
子ども向けには「その子の癖」を伝えて「その子だけで取り組みやすいこと」を提案します。
こうしてお互いの思いや考えを伝えるためのパイプ役を担っていくことを目指します。
ついつい出来事に飲み込まれて、本当の悩みを見失ってしまうこともあると思います。
そういうお手伝いもぐるんぱではしていきます。
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