「消しゴム貸して」
「鉛筆貸して」
と、当たり前のように言ってきます。
中には机の上にペン立てがあり、そこに自分の鉛筆があるにもかかわらず、そういうことを言ってくる子もいます^^;
一応は「えぇ~また?準備しておきぃや」「そこにあるやん」とは言うし、あるものは自分のを使ってもらうものの、その実、内心ではこの手の一言をとても愛おしく、嬉しく受け取っています。
ある子に尋ねてみました。
「なんで毎回僕からツッコまれるのに鉛筆とか消しゴムとかを僕から借りると?」と。
すると、その子の回答はこう。
「いや、別に理由はないっちゃけどさぁ。一緒にしてるっちゃろ?そしたら別にいいやん?」だそうです。
そうか。
“一緒に”ね。
その通りだ。
多分、“一緒に”学習して、“一緒に”過ごしているうちに、境界線みたいなものが曖昧になるのでしょうね。
その子にとって僕と一緒にする学習は「僕の勉強」だけど「僕“だけ”の勉強ではない」ということなのでしょう。
だからモノの所有に関しても境界が緩くなるのでしょうね。
学校の教室でも子どもたち同士の消しゴムなどの貸し借りを目にします。
もしかしたら、これも子どもたち同士の間で“一緒に”学んでいるという意識が育っている証なのかもしれませんね。
個別あるいは少人数で行うぐるんぱの学習サポートですが、その中で子どもたちと“一緒に”を作ってこれていたのかな?と、子どもから随分と励まされました♪
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