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2016年3月13日日曜日

高校時代のことをやたら思い出す日。

突然ですが、僕の高校時代の話を。

高校生の頃、どうしても馬が合わない担任の先生がいました。
家に帰っては、母に担任の愚痴(悪口に近いくらいでした笑)を連日漏らしている時期がありました。
多分母は、相当に心配していたと思います。

話をたくさん聞いてくれましたし、当時の僕に共感もしてくれました。
「そうだね」と。

でも、僕の気持ちは、いつまでも納得できずにいました。

「そりゃ人同士だから合わない人もいる」
「放っておけばいい」
「気にするな」

母にも言われたし、自分でも言い聞かせようとしていました。


そんな時期のある日、部活が終わった後に校内放送で、顧問の先生に呼び出されました。
「剣道部、永田。校内に居たら至急生徒指導室へ来なさい」
呼び出しの理由が読み取りにくかった、その放送の声を今でも思い出せます(笑)

当時はまぁ・・・心当たりも相当にありましたから「なんかしたん?」とか「ほら、早くシバかれて来い」とか部の仲間に言われながらしぶしぶ向かいました。

「お、来たな」
顧問の先生の声を聞いて(シバかれずに済みそうだ)と安堵しました…

顧問「お前、先生の悪口言ってるらしいな」
僕「はい?」

凍り付きましたね(笑)

僕「何の話ですか?」
顧問「家で先生の悪口言っているってお母さん、心配してたぞ」

それでもピンとこないんですね、話の筋が見えてこないんです。

僕「自分が、○○(顧問)先生の悪口をですか?」

なんて墓穴を掘る始末(笑)

顧問「なんだ、お前、俺のことも言っているのか(笑)?俺の話じゃないよ、△△(担任)先生のことだよ」

ここでようやく合点。

僕「ハイ…すみません」

その次に顧問が言った一言が衝撃的でした。

顧問「俺もあの先生は好かん。大体の話はお母さんから聞いているよ。大変だな。…なぁ、大人になってくれ。お前の主張が正しいと思うよ。だけど、悪口言っていても落ち着かんだろう?だから、お前が大人になって『ハイハイ』くらいの気持ちでもう少し付き合ってくれないか?なんかあれば話は俺が聞く」
と言ってくださったんです。

もう、これは嬉しかったですね。

何が嬉しかったか?

顧問の先生は「悪口を言っても落ち着かない」ことを見抜いていてくれたんです。
そうした上で、もう少し大人になって対応していこう、と提案をしてくれたんです。


そうなんですよね。
不思議なもので、気に入らないものの悪口とか愚痴って言っていても、意外と気持ちは収まらないんですよね。
むしろ言った後に毒づいた自分のことも嫌になることだってあるんです。
それを封じて、「一緒にこうしてみないか?」と提案してくれたんです。


それを機に僕の「悪口」はすごく減って、残りの時間をなんとか担任とやり過ごしました。

もちろん、それ一回で悟りを開くように以後、愚痴や悪口を言わない清らかな生活、とはいきませんが、ある程度のところで歯止めも利いているし、言っているだけではダメで「自分の気持ちを知って、気持ちが納得する理由を見つけて、それを持ちながら具体的に行動を起こす」ということが、自分であったり、自分の周囲を変えるうえで有効だということを学びました。

もちろんこれは、僕の一つの体験であり、一つの引き出しです。
他の切り口で動くこともあります。

でも、一つ、自分の価値観を変えた機会だったことは間違いないと思っています。


そして、この体験で母が自分のことを本当に気にかけてくれていたことを知りましたし、僕が顧問のことを信頼していることを見抜いていてくれたことに感謝しました。
こういう問題って、相談相手を間違えると大事ですもんね(笑)
そして、顧問も僕はもちろん、母の意図やら想いもまるっと受け止めて対応してくれたことに感謝しています。


今日はやたらと高校時代のことが頭によぎる。
なんか意味があるんだろうなぁ。

アカン、ちょっちセンチメンタルな記事になってしまったかもしれませんね。
しかも、何を言いたいのかイマイチ分からない記事。

でも、何となく今日はこのことについて書きたかったんですよね。

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