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2016年3月9日水曜日

何のために学習するのか?生活をより豊かにするためでしょう!

「その子の生活に密着した」学習サポートを目指しています。


少し前にも書いたけど、問題を解くということを教えるだけなんてつまらないと思っています!
これはハッキリ言わせてもらいます。

その子や、その子の周囲の環境を知って、想像して、それに結びつくような学習でなくてはいけないと思っています。
学習したことを日常生活に活かすための提案もしていきます。



時間の勉強をしている子がいます。
プリントでアナログ時計を見て「何時何分か?」を解いていく問題。

プリントでは出来る。
でも、本物の時計には結びつかない。

それじゃ、足りないんです。

プリントで出来るのなら、本物の時計に結び付ける練習をする。
ここまでが僕の言う学習。


プリントで時計の学習をする、と言った時にプリントに描かれている時計は「本物の時計を想定したものとは違う、かなり具体化された時計」であることが殆どなんです。

例えば…こんな感じ。


①一分単位の目盛りに数字が書いてある。
②長針と短針の色が違う。
③短針用の数字と長針用の数字が別枠で表記されている。
④秒針がない。

パッと挙げられるだけでも、これだけ本物の時計と違う点がある可能性があります。
(現物でも②はたまにありますけどね。
でも、ほとんどがせいぜい長針と短針の長さが違う程度の差しかないんです。)

そうすると、
「プリントはあくまで時計を読めるようになるための練習」
「プリントと同じ時計があるわけじゃない」
「プリントではこういう風に描かれるけど、現物だとこうなる」

という整理が必要になります。
それが難しい時にはあの手この手で本人に気付いてもらえる働きかけを考えます。

本物の時計を見た時に直ぐにプリントの問題とマッチングして、「あ!○時○分だ」となればいいんですが、①~④に挙げたような条件が邪魔して、現物を読めないのであれば、その整理までして初めて学習です。

写真のような時計だってあるんですから。

その整理の仕方、マッチングのさせ方は、その子その子で違います。
それを考えるところからが支援だと思っています。

●絵に描いた時計を本物の時計と並べて「同じ」であることを認識してもらう事をする場合もあります。

プリントの時計の①~④のような条件を少しずつ変えて本物の時計に近づける(特に③なんかは、本物の時計にあることは本当に稀ですから、そこを外してプリントで解けるようにならない限り、時間を読めるようにならないです)

●工夫を施して、本物の時計をプリントのモノに近づける方法もあるかもしれません。

ただ、これは現実的ではないですね。
準備が大変でだったりするので。
もちろん無いことはないです。
現に今は後者の方法をいろいろと試行錯誤しております。
上手くいったら、またお披露目します。


時計の話を例に出しましたが、問題が解けるのも大事です。
それで本人の自信や意欲を引き出すきっかけになることは大いにありますから。
でも生活に結び付けるところまで一緒に考えてあげたいな、と思います。

そして、そこまでやろうとすると一人じゃどうにもならないんです。
周りと連携して、「こんなことを取り組んでみようと思う」という報告や意見の交換をしながら、さながら一つのプロジェクトのように温めたり育てたり、試行錯誤したりしなくてはいけないものです。

だから僕は勉強以外の様子も見たいし、その様子を大切にしたいと思っています。


ってことで、明日も学校の日!お邪魔します!


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