人って、困った時に初めて必要性を感じたり、工夫をしようとしたり、学んだり、努力したりすると思っています。
わざと困らせる必要までは無いけれど、周囲が先回りして「困らなくていいように」なんてしてしまうと、その場はやり過ごせても地力にはならないと思います。
時間の話を例に今日は記事を書きます。
例えば、子どもに門限を言い聞かせるとします。
「5時には帰ってきなさい」と。
でも子どもは初めのうちは遊びに夢中になってしまって時間を忘れてしまいます。
そこで怒られて初めて「時計を確認しながら遊ばないと」と学びます。
「次は○○するよ」
「帰るよ」
…。
周りが声を掛けすぎると、当の本人はいつまで経っても時計や時間の必要性を感じないわけです。
他のことでも同じです。
「いつまでも定着しない」
本人が困っていない、というケースが多いんですよね。
僕の話をします。
今、特に九州などの地方では「一家に一台」近くある自動車。
これで公共の交通機関に乗る機会ってすごく減ったと思いませんか?
公共の交通機関は、特に電車なんかは世界に誇る正確さで時間通りに運行しています。
それに対して、自家用車は「全員が乗り込んだら出発」です。
僕は門限を守らなくても怒られるくらいでした。
でも、習い事にバスに乗って通っていた時期がありまして、それに乗り遅れると本当に困ったものです。
そうして時間を守るということについて少しずつ感覚を身につけていきました。
困らないと学ばないんですよね。
受け身だといけないと思います。
その子の発達や成長に合わせて、その受け身度合いを変化させていくことが大切だと考えています。
我が子にもこの考えは実践していきたいと思っています。
度合いを変える、どういうことか。
子どもにカップ麺を作らせるとします。
「タイマー」で3分をセットして、アラームがなったら出来上がり。
これが一つのやり方。
もう一つは、タイマーではなく「砂時計」に変えてみます。
自分の目で確認しなくてはいけない分、砂時計の方が難しいと思いませんか?
その次に時計を見て3分。
そうして、時間の必要性を感じ始めてようやく時刻なんかが必要になる場面になるという感じですかね?
時刻は先の見通しが必要になって初めて、活用する概念だと思いますから。
ザックリと大きく段階分けすると、こういう段階でしょうか?
もちろんこの大きな段階で飛びすぎなのであれば、もっと細かく段階を作っていきます。
こんな風に段階を踏むと良いと思っています。
時間のことに多く触れて書いてきましたが、他のことでも同じです。
その子がどういう段階なのか見極めてあげると、どこでつまづくのかが浮き彫りになります。
そこからが周囲の出番です。
どうしたら良いか、一緒に考えて試行錯誤するのです。
無駄に子どもを困らせたり、怒らせたり、パニックに陥らせたりする必要はありません。
でも、必要以上に神経質になったり、子どもの機嫌を損ねないようにしたりする必要もないのかもしれない、と個人的には考えています。
とりとめもなく書いてしまいましたが。
僕の学習支援のベースにはこういう考え方があるのを知っていただかないと、と思いまして。
いわゆる一般科目だけでなく、そういう生活に密着したことも子どもたちには伝えていきたいと思っています。
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