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2018年4月11日水曜日

カメの飼育で見ているものは?

「放課後等デイサービスえるそるむなかた」の学習サポート。
今日は入学式という学校も多く、式に出席しない児童は朝から「放課後等デイサービスえるそるむなかた」に来るとのことで、僕も午前中からお邪魔していました。

数週間前から「えるそるむなかた」では、カメの飼育を始めています。
子どもたちの希望で始まったものです。

カメの飼育が始まってからの子どもたちの様子を見ていると、とても面白いです。
「飼いたい」と言い出した男の子たちはせっせと水替えやカメの甲羅磨きをしています。
自分たちが「えるそるむなかた」に来ない日には先生方にお願いをして、自分たちがいるときには自分たちでしているようです。

このお世話の中心になっているのは高学年で、彼らはカメに対する知識もある程度持っていて、エサの量や、水槽内の環境についても「これがいる」「それはいらないんじゃない?」と話をしたりしています。

こういう子たちがいる一方で、「まだよく世話の仕方が分からないなぁ…」と少し遠くからお兄さんたちの様子を眺めて、時折水槽を除く程度の低学年の子たちもいます。

彼らは彼らでとても面白い様子を見せてくれます。

ある低学年の子は「カメさん、ここ狭くないのかな?」とカメを気遣う発言をしていました。
また別の子は「(高学年の子がエサをやった後の水槽を覗いて)ごはんがプカプカしてて食べにくそう」と言っていました。
他にも「甘いもの食べたくならないのかな?」と尋ねてきた子もいました。

低学年の子たちは、カメに対する知識の代わりに自分たちの生活を当てはめるようにして、自部たちの生活と比べるようにしてカメの生活を眺めているようです。

これは、とっても大きな学びだと思います。

自分たちと何が同じで、何が違うのか…そういう学びの機会になっているようです。

彼らが、これから「カメさん」から学び得ていくものがどんなものであるか、一緒に見ていきたいと思います。

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