例えば自転車や泳ぎや鉄棒…出来ないときは苦しいけれど、出来るようになると、それまでできなかったのがウソみたいで、出来なかったときの気持ちを忘れてしまうことがあります。
苦手なことを教えられている時には、(厳しい)(きつい)(こわい)というネガティブな感情も湧きやすかったりしませんか?
学習サポートに来ている子たちの多くは、やはり「俺って勉強苦手」「僕ってバカ」みたいに学習についてかなりの苦手意識と劣等感を持っていることが多いです。
「別にいい」と強がる子も、(本当は出来たら良い)とか(わかるようになりたい)とか(出来る子がカッコいい)みたいな話が垣間見えることがあります。
多くの子が、本当はそう思っているんですよね、きっと。
「出来ないよりは出来た方が良い」「出来た方がお母さんが喜ぶ」みたいに、そう思う理由はそれぞれでしょうけれど。
その勉強が苦手だという子たちの話で結構耳にするキーワードが「怒られる」。
でも、よくよく聞いていると恐らく大人というか周りの「怒っている(と思われている)側」は「教えている(つもり)」なんだろうな、と思います。
苦手なものを「詰め込めさせようとする」からそういう印象になるのだと思います。
ゆるりと言葉も少なく、「こうしてみたら?」「良いんじゃない?」「こうかな?」と一緒に考えるフリをして行き着くとそういう印象も減るようです。
何かスキルの定着を図る時もそうですが、支援者側にはある程度の演技は必要です。
(おいおい、何言うてんねん!)とツッコみたくなるときもありますが、それをそのまま伝えるのではなく、「あ、そうなん?」と惚けてみたり。
定着という事では時間がかかるやり方かもしれないけれど、窮屈さを取り除いて、続けられたりコミュニケーションが膨らんだりするやり方を選んでいきたいと思いながら学習もプールも取り組んでいます。
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