昨日の午前中、学習サポートに通ってきている子の保護者と面談をしていました。
「家庭学習が習慣化しない」
「本人も焦りを感じているみたいで、でも取り組めない」
この辺りが今回のご相談の主訴。
4月から中学3年生。
受験を控えて、学校でも受験の話がちらほら持ち上がるそうで、自身の状況に焦りを感じているけれどどうしたら良いのか本人も困っているそうです。
それに対して家庭で何をどう取り組めばいいのかが分からないとのことで保護者も困っている様子でした。
お話を伺っているうちに「好ましくないことばかりあっという間に習慣化してしまう」という情報が出てきました。
あるある、かもしれませんね^^;
「学校からの帰宅後の制服、カバンなど、なんど注意しても老いたら困る場所に置いていく」のだそうです。
この話が出てきたときに、なんだか子どもの様子と家庭内の導線がマッチしていないのではないかな?という気がしました。
そこでご家庭の1階の間取り図を書いてもらい、どこに何があるのか、子どもたちの動きを確認していきました。
すると、その子の家庭内での自然な導線上に荷物置きなどが無く、行ったり来たりをしなくてはいけないことが見えてきました。
これは子どもにとっては面倒くさい。
続いて、その子の部屋についても説明をしてもらいましたが、やはり導線がよろしくないように見えました。
荷物をポーンとしたくなる感じなのでしょう。
なので、その子の部屋の家具などの配置、収納の増設などいくつか提案をさせてもらいました。
これが上手く嚙み合えば、「お母さんが子どもを怒る」頻度と時間が減る可能性があります。
このお説教的な時間は、子どもの放課後の時間では正直無駄な時間です。
「勉強しなさい」と言いながらも別の事での説教で子どもの(お互いにですが)時間を使っているわけですから。
そして、お説教の後に勉強など捗るわけもなく…
まずは、家庭学習の習慣化に直結するかは分かりませんが、日常生活をお互いにストレスなく過ごせるように、ということから。
学習についてのご相談から始まりましたが、保護者の方は「それからなら取り組めそう」と帰っていきました。
支援者として講じることの出来る手立てと、家庭で取り組める手立てというのは違います。
また、主訴の中に隠れる本当の願いと必要なこととでも言えば良いでしょうか?そういうものをキャッチすることの必要性。
相談を受けるときにはそういう視点を忘れずにいたいと思います。
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