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2017年2月22日水曜日

早く大人になることを求められる子たち

発達障がいの類いを持っている子たち。

彼らの事について話をしたり、勉強をしたりしていると「発達がゆっくり」「発達が遅れている」なんていう言い回しに度々遭遇します。

確かに「発達」はゆっくりかもしれませんが、「大人になる」ということについては、むしろ早い(というか、早さを求められている)気がします。

例えば特別支援学校でも、中学部から就労を見据えた授業、実習が取り入れられています。

僕が中学生の時分を思い出してみると、ぼんやりしていましたよ(笑)
しょーもないことをしているか、好きな子の事を考えるか、たまに勉強をしてたかもしれないけれど…
とにかくそんな感じでした。

就労のことなんて、ほとんど「将来の夢」的なフワッとしたものでしたし。
そもそも「高校進学が前提」のような進路指導を受けていましたしね。

高校に入ってようやく「さぁ、お前らどうする?」と考える機会を真剣に与えられたように思います。

それを思うと、彼らが如何に早く、大人になるための準備をしているのかが見えてきます。

「ゆっくりで良いからね」「無理しなくて良いからね」と目の前の作業については、そう声かけをされていても、成長とか自立とかに繋がる概念の部分では、ものすごい「早く大人になる」ことを求められているんですよね。

こういうことに思いを巡らせるだけでも、支援者として彼らとどう関わるかという糸口、足掛かりにはなる気がします。

そういう現状を見ながら、僕はどう関わるか?
目の前の子が、どんなとこに悩み思いを馳せているかを細かくキャッチしてあげたいものです。

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