ページビューの合計

2017年2月10日金曜日

ケの日に生きているということを忘れずに

ハレの日、ケの日という日本人の文化的時間の価値観、言い回しがありますが、ご存知でしょうか?

ハレの日は、儀礼や祭事、年中行事などの非日常の日のことを差します。
要はイベント事のある日です。

対して、ケの日は、日常のことを差します。

僕自身、お祭り騒ぎも大好きだし、旅行なんかのハレの日も好きです。

ですが、大切にしたいのはやはりケの日。

気分転換、リフレッシュ、というとハレの日的に過ごそうとする人が多いですが、その方向性に傾倒している人は却ってリフレッシュ下手な人が多い気がします。

「あぁ、また明日から仕事(学校)だ…」と目一杯楽しんだ直後にボヤいている人を見るとリフレッシュ出来てないじゃん!とツッコミたくなります。

リフレッシュ方法が合っていないというか…

休まず働け!勉強しろ!ということではなく。
思い出や体験を作る、という意味でハレの日的に過ごすことも大切です。

ただ、日々の疲れなりストレスなりは、ケの延長線上にある方法で発散出来た方が良いということもあるのです。

そういう習慣が身に付くと、ハレとケの落差に振り回されることも少なくなるはずです。

ケの日を上手に過ごすことが日常を整える一番の近道だと信じています。

僕が提供する学習もプールも子どもたちの日常となるような時間になることを目指します。

ありがたいことに、学習にしてもプールにしても楽しみにしてくれている子どもたちがいます。
でも、彼らが舞い上がるようなことのない地に足の着いた時間を作って過ごしたいと思います。
僕との時間が終わった後も穏やかに日常生活を継続出来るような送り出し方をしていきたいと思います。

ハレを用意したら、如何にケに戻すか、まで考えてあげないと子どもたちは、気持ちがジェットコースターのように浮き沈みして疲れてしまいます。

余暇ってそういう側面があります。

僕らは、みんなケの日の中で生きていますから。

0 件のコメント:

コメントを投稿