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2017年2月16日木曜日

家でも気軽に出来る作文練習

発達障がいの有無に限らず表現、作文の苦手な子や、作文が嫌いな子は多いものです。

僕は作文指導も請け負っていますが、学校からの課題について取り組むこともあれば、「せっかくだから学校とは違う作文書こうぜ」というオリジナル作文に取り組むこともあります。

そして作文の練習にどんなことをしていけば良いのか?という質問もたまに受けます。

その答えは書きたいと思う環境を作ってください。

ということです。

これは場というよりネタの話。

ネタが無いのに「書きなさい」と言われたら、苦痛でしかありません。

そのネタに困っているんです!

親子、家族での会話はありますか?
あるならそれが作文のネタになり得ます。

「今日、学校でこんなことがあった」と話せたら、その子はその事については書けるということです。

子どもは伝えたいものをたくさん持っています。

それを紙に書き起こしていくのが作文です。

文学作品を書き上げるわけではないので。

要はそういうことです。

いきなり特別なことを書こうとするから行き詰まります。

ラフなもの、生活感あるもので良いんです。

くだらない冗談について書いていっても良いんです。

「昨日のお父さんのオナラ臭かったよね(笑)」みたいなことでも全然オーケー。

そのくらいのものから書く練習に繋げれば良いんです。

それでもなかなか取っ掛かりにくい、という人もいるでしょうから、いくつかアイデアを。

・「もしも」作文。
「もしも~だったら」というテーマで書いてみる。
「もしも空が飛べたら」「もしも1億円あったら」という具合に自分の「もしも」から始まって、どんどん自分からかけ離れたものにしていきます。
「もしも僕が犬だったら」「もしも異性に生まれていたら」「もしも木だったら」「もしも僕がオモチャだったら」「もしも風だったら」…という具合に。

・「~のその後」作文。
童話や映画、アニメ、マンガ…なんでも良いけれど、話が終わったものの「その後」をテーマに自由に書いてみるのも楽しいものです。

・「こんちくしょう!」作文。
子どもだって子どもなりに大変さを抱えていたり、体験したりして、腹を立てます。
そういう文句たらたらを作文でどーん!と書いてしまったってオーケー!

因みにこの課題をしたら一度「永田先生の家、うちから遠すぎる!引っ越してこい!ちくしょう!」と書かれたことがあります(笑)

・「今日の◯◯」作文。
日記というとダラダラなってしまうから、今日は◯◯について、と絞り込んで書くことを決めてしまう方が書きやすい子も多いです。

・新聞の四コママンガを文章化!
これは少し難しいかもしれないけど、起承転結の練習にはちょうど良いです。

こんな感じで、日常の中にあるものを使ってちょっとずつ作文に取り組むと「原稿用紙イヤイヤ病」が克服出来るかもしれません。

ご質問もどーぞ。

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