放課後等デイサービスえるそるむなかたでの学習サポート。
小学2年生のKちゃんと大学生の支援員さんのやり取りがとっても素敵でした。
Kちゃん、ここのところたまに「宿題に苦戦しているようです」という支援員からの報告もあったので、若干気にかけていた子でした。
けれど、僕が彼女のいる部屋に到着したときには大学生の支援員と一緒に宿題に取り組んでいるようでしたので、僕は他の子のそばへ。
僕がその子との学習を終える間際になって、何やら様相が変わってきました。
徐々に駄々をこね始め「もう!!!」と感情を爆発させ始めました。
鉛筆を投げて、つけていたマスクを投げ捨て、友達に当たり散らし、プリントも投げて…
Kは、今日は体調もイマイチだったのかもしれません。
マスクをしていましたし。
そんなKに大学生の支援員は上手に寄り添っていました。
しばらくは黙って彼女のやることを見守り、プリントを破ろうとしたときには「それはダメだよ」と優しく声をかけ、また見守りに戻り…。
(それを破かせてしまうと『破けたら戻せない』からプリントを目にする度にぶり返しちゃうだろうから、止めていいと思いました)
すると直に嗚咽を漏らすようにして泣き始めました。
Kにしてはとても珍しい泣き方でした。
でも…こういうと変かもしれないですが、その泣き方はこの場面では必要だったように思います(時間があればもう少し思い切り泣かせてあげたいところでした)。
その嗚咽が治まったころ、今度はK、鉛筆削りを取ることを大学生に「要求」したり、涙と鼻水で濡れたマスクを投げ捨てて新しいマスクを「要求」したり、そばに置いていたランドセルを片付けることを「要求」し、周りの友達にも静かにすることを「要求」していました。
この様子、僕は「宿題『も』思い通りにいかない」「周囲の環境『も』思い通りにいかない」「自分の思い(すら)『も』思い通りにいかない」…
あれ『も』これ『も』「思い通り」にいかない苛立ちと悔しさと寂しさ…そんな風に見えました。
それが後半は「要求」を通して、自分の「思い通り」を作っていって自ら落ち着こうとする様子のように見えました。
それに大学生がただただ付き合っていました。
それがなんか良かった気がします。
宿題も終わらせなくても良しとしたのも彼女のナイス判断だったと思います。
あれ「も」これ「も」思い通りにいかない日ってありますよね。
きっとKにとって、今日はそんな日で、それに寄り添ってくれた大学生先生は、必要な存在だった気がします。
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