原始反射みたいなことは別として、子どもたちは基本的に自分の目に見える場所から順に身体の動かし方を覚えていきます。
視覚で確認しながら自分の意識と身体の動きとのマッチングをしていくわけです。
そうやってボディイメージを作っていって徐々に思い通りに身体を動かせるようになっていきます。
スポーツをしたことのある人なら多いと思いますが、鏡の前で動きを確認したり、ビデオカメラで録画して後から確認したりしますよね?
あれと似たことを発達段階でもしていくわけです。
プールをしていると、そういうことが必要になってきます。
泳ぐ本人も教えるこちら側も。
よく「プールをすると良いことは?」とお尋ねされます。
特に支援者の方から。
気になるのでしょうね。
で、僕の回答は「自己肯定感が育つ」とか「情緒、精神的にタフになっていく子が多い」ということが多くなるんです。
(相手によって答え方を変えるので「多くなる」という表現になります。)
でも、細かく見て「なんで自己肯定感が育つのか?」「なんでタフになるのか?」と聞かれれば、それは「身体の使い方を覚えていく」とか「泳げるようになる」ということになって…更に細かく見ていけば「目に見えない部分の身体の使い方も覚えていく」から、ということになっていきます。
僕がよく言う「やり取り」というのは、そういう「練習」を嫌なものにしないためにするものです。
練習は練習なのですが、「続けるための練習」なんです。
僕のプールは。
僕と泳いでなんぼ、ではなくて、僕の元から卒業していっても泳げるとか、泳ぎたいとか、そういうことが大切だと思っていて。
プールでしているのはそういうこと。
分かってもらえる人には、分かってもらえるであろう話。
(これが誰にでも分かるように書いたり話したり出来るようになることを目指さないとなぁ…)
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