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2017年9月2日土曜日

仲間意識?

放課後等デイサービスえるそるむなかたの玄関先での出来事。

5年生S君と3年生J君。
近くに水切りが出来る場所があるらしく、そこで使うための平らな石を一生懸命に楽しげに探していました。

J君「ここに平らな石がたくさんあるんよ」
永田「そうなんだ」(本当に楽しそうに話すなぁ。穏やかで心地良いなぁ)
J君「ほらね」
本当に水切りしやすそうな石が見つかりました。
S君「僕も水切りしたいなぁ」
J君「こういう平らな石がしやすいんばい」

しばらく石を探しながらS君とJ君は楽しげにお喋りしていました。

他の友達が外出から帰ってきたときに、その関係性が変化を見せました。

J君と普段から仲良しなY君が帰ってきました。

J君「Y!石探しておいたから水切り行こう!」
Y君「いいよー」
S君「僕も行きたーい」
J君「はぁ?あんた、さっきみんなが帰ってきたら相撲する約束してたやん?」
S君「でも水切り行きたい」
(ほぅ、今までの関係性がガラリと変わったな)
何も言いはしないけれど、Y君はJ君に誘われた手前、なんとなくJ君寄りで、あっという間に二人と一人に別れる構図になりました。
ここで、僕は今までのしゃがみながらJ君とS君の間に位置取りしていましたが、S君の側に立つ、という行為を選択。

永田「S君はダメなんだぁ。水切り行きたいよねぇ。(と呟いてみる)」

J君「約束破るん?」
S君「そうじゃないけど…なら一回戦したら来るから待ってて」
J君「ダメ!Y行こう!先生も早く!」

僕とは別の先生もS君を気にかけつつ、さっさと行ってしまったJ君とY君に着いていくことになってしまい、S君は室内に。

(その後、S君は相撲をせずにクッキングに参加して楽しんでいました)

J君の態度の変化、J君にとってのS君やY君の存在をどう汲み取るか?
S君の思いや願いをJ君に届くようにするにはどうしたら良いのか?

支援者の介入をどう考えるか?
(僕自身の介入の在り方、他の支援者の介入の在り方)

ここに登場する人(支援者含む)の持つ「仲間意識」という価値観の違いに着目したいです。

こういうことも支援員さんたちと共に考えていきたいと思います。
これが療育に繋がっていったり、子どもを見守ることに繋がっていったりすると思います。
子どもの成長に立ち会うために。

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