放課後等デイサービスえるそるむなかたの玄関先での出来事。
5年生S君と3年生J君。
近くに水切りが出来る場所があるらしく、そこで使うための平らな石を一生懸命に楽しげに探していました。
J君「ここに平らな石がたくさんあるんよ」
永田「そうなんだ」(本当に楽しそうに話すなぁ。穏やかで心地良いなぁ)
J君「ほらね」
本当に水切りしやすそうな石が見つかりました。
S君「僕も水切りしたいなぁ」
J君「こういう平らな石がしやすいんばい」
しばらく石を探しながらS君とJ君は楽しげにお喋りしていました。
他の友達が外出から帰ってきたときに、その関係性が変化を見せました。
J君と普段から仲良しなY君が帰ってきました。
J君「Y!石探しておいたから水切り行こう!」
Y君「いいよー」
S君「僕も行きたーい」
J君「はぁ?あんた、さっきみんなが帰ってきたら相撲する約束してたやん?」
S君「でも水切り行きたい」
(ほぅ、今までの関係性がガラリと変わったな)
何も言いはしないけれど、Y君はJ君に誘われた手前、なんとなくJ君寄りで、あっという間に二人と一人に別れる構図になりました。
ここで、僕は今までのしゃがみながらJ君とS君の間に位置取りしていましたが、S君の側に立つ、という行為を選択。
永田「S君はダメなんだぁ。水切り行きたいよねぇ。(と呟いてみる)」
J君「約束破るん?」
S君「そうじゃないけど…なら一回戦したら来るから待ってて」
J君「ダメ!Y行こう!先生も早く!」
僕とは別の先生もS君を気にかけつつ、さっさと行ってしまったJ君とY君に着いていくことになってしまい、S君は室内に。
(その後、S君は相撲をせずにクッキングに参加して楽しんでいました)
J君の態度の変化、J君にとってのS君やY君の存在をどう汲み取るか?
S君の思いや願いをJ君に届くようにするにはどうしたら良いのか?
支援者の介入をどう考えるか?
(僕自身の介入の在り方、他の支援者の介入の在り方)
ここに登場する人(支援者含む)の持つ「仲間意識」という価値観の違いに着目したいです。
こういうことも支援員さんたちと共に考えていきたいと思います。
これが療育に繋がっていったり、子どもを見守ることに繋がっていったりすると思います。
子どもの成長に立ち会うために。
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