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2017年9月7日木曜日

「トレーニングをしているんだよ」

僕が部屋を覗いたとき、脇目も振らずに壁に向かってゴムボールを壁に向かって投げていた小学校一年生のY君。

Y君「322、323、324…」
どうやら投げた回数を数えている様子。
スタートを見ていないので0からスタートしたのかは分かりませんでしたが、かなり長い時間やっていたのではないかと思います。

楽しそうにしているのなら、良しとするところですが、投げ方数え方にどこかトゲがある気がして、ちょっと介入。

永田「こんにちは、何しているの?」
彼の口調を真似て(カクカクしたような独特の口調なんです)尋ねてみました。

Y君「ボールを投げているんだよ」

永田「なんでそんなに沢山投げているんだよ?」

Y君「トレーニングしてるんだよ」

永田「なんでトレーニングしているんだよ」

Y君「それはね、ゴニョゴニョ…」
理由は聞き取れなかったです。
(うん、トレーニングしたいあるいは、しなきゃならない彼なりの理由があるんだな)

永田「そうなんだ。でも、ここでそのトレーニングしちゃうとちょっと危ないかもしれないんだ。回りに人もいるし、モノにあたったら壊れてしまうよ」

Y君「どうしたら良いんだよ」

永田「他のトレーニングはないのかよぉ?」

Y君「でも、あと15分これをしないといけないんだよ」(タイマーを手に持っていました笑)

永田「そんなに続けなくても大事なんですねじゃないかな?」

Y君「まだまだ足りないんだよぉ」

永田「そしたら、すこーしやり方を変えてくれないかい?他の子が少し怖がっちゃっているんだよ」

Y君「…」

話をしている合間にもボールを投げてカウントも進んでいきました。

考えているようで、気持ち弱い投げ方になりましたが、次第にまたトゲトゲが出てきます。
(まぁ、根っこ見つけないうちだと、こうなるよな。でも、一応は抑えようと心掛けるのね)

その後、もう少し様子を見て、何度か声かけをしました。
やはり何か彼なりの理由があるよう。
それは確かだと思います。

僕のタイムスケジュール上、ここまでで今日は一旦終了。

さて、何が彼をトレーニングへと駆り立てるのか?

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