今日もえるそるむなかた、いーりすむなかたでの学習サポートでした。
今日はほとんどの時間をいーりすむなかたの方で過ごさせてもらいました。
そこにいた小学校2年生の女児Kと、小学校1年生男児R。
二人ともいわゆる「学習」という感じよりも「楽しく学んでね」という段階で、宿題なども無かったようなので、お絵かきをして楽しもう!と思いました。
まずは彼らの気を引くために、アンパンマンやドラえもんや鬼太郎やQ太郎を描いてみました。
(別に何かを見て描くわけじゃないから似ていないんですよ(笑))
狙い通りに食いついてきてくれて、Kは自前の自由帳を出してお絵かきを始めました。
Rは、僕の膝の上にちょこんと座って眺め始めました。
(さて、Kには自分で描いて貰いつつ、やり取りで巻き込んじゃえ!
Rは、一緒に描けたらいいなー)
途中で、僕自身も何と聞かれても困るような普通の男の子の顔のイラスト描いてみました。
すると、Kが「何それ?」と。
永田「誰でしょ♪?」
K「わからん!」
永田「えー?わからんとー?」
(意地悪でしょ(笑))
K「えい!」
と、やきもきした彼女は、僕の絵を手に持っていた鉛筆でぐじゃぐじゃっと殴り書きしてきました。
永田「わ、ひどーい♪鬼みたいや」
K「鬼やないもん」(ニヤリ)
すると「鬼」というフレーズに興味を持ったのか、膝の上にいたRが少し身体を動かして反応しました。
確かに。
(よし、これでいこう!)
永田「よーし、鬼を描こうっと」
K「もーぅ」(自分の絵に戻っていきました)
僕が鬼を描くのをじーっと見ているR。
最初は鬼の顔だけを描いて見せたら、また「おに」と、自由帳を指差してもっと描くことを促してきました。
さらに描いてやると嬉しそうに「おに」と。
鬼の絵が並んでいくのが、どこか落ち着かない(というか気になる)K。
(「鬼みたい」と言われたからですよね)
すると、今度は鬼のイラストにくしゃくしゃっと殴り書き。
永田「あ、鬼退治された!」
K(ニヤリ)
そこで今度は鬼の全身に色まで着けました。
永田「おにーのパンツはいいパンツー♪」
と歌に乗せて描いていきました。
Rは、少し身体を揺らし始めました。
乗ってきたところで、鉛筆を持たせて一緒に手を取り、描いてみることまでしました。
実に楽しそうに軽やかに鉛筆を動かしていました。
Rは、知的にも障がいがあり、言葉も今増え始めている段階。
コミュニケーションが楽しくなり始めているところです。
文字や絵にも少しずつ興味を強めているところです。
(よし、いいぞー)
何枚か一緒に描いた後、彼に鉛筆と自由帳を使わせたら、四角い輪郭に顔を描き始めました。
(おにかな?)
たまに「おに」「描いてください」とおねだりしてきて描いてやり、合間に違う絵を入れたり、お喋りしたりして、Rはとても楽しそうでした。
KはKで、お姉ちゃん風を吹かせてRに、「○○だよ」と教えようとする場面も。
自分でエプロンの絵を描いて「○○先生」と、えるそる、いーりすで調理をよくしている先生に見立てようとした場面もありました。
よく、見ているんだね。
もう今日は、二人には難しいこと考えずにコミュニケーション取り合うことを楽しんでほしかった。
それだけ。
対大人じゃなくて、場にいた人で輪を作りたかった。
それだけ。
穏やかに、和やかに時間を過ごしてほしかった。
それだけ。
夕方、別件で立ち寄ったときに見たときもすごくいい表情をしていました。
うん、今日はそれだけで良いよね。
何かを頑張って行き着く良い表情。
ただただ楽しんで味わって行き着く良い表情。
その時々で、やり方は変わっても良い。
支援者としては、その表情に子どもが行き着くように働きかけして、安心と穏やかさを持って家庭に帰してあげられたら、それで良いのかな、と。
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