例えば、自閉症スペクトラムの障がい特性として「変化に弱い」なんていうことがよく言われます。
自閉症スペクトラムの子ども以外の子との関わりでも「変化に弱い」というフレーズを結構耳にします。
だから事前準備に時間を掛けることが出てくるわけです。
それだけ「変化に弱い」「変化に弱い」と耳にするのに、「変化を与えすぎ」と感じる場も多くあります。
変化に対応するために練習は少しずつ必要だと思います。
少しずつ。
そのバランスが崩れて、一気に変化を与えてしまうとパンクします。
それは僕なんかも一緒で、一気にいろんなことが起こるともう頭はパニック状態です(笑)
「変化に弱い」というのに、ご機嫌伺いのようにして、やれ入学、やれ卒業、やれ誕生日会、やれ母の日、父の日、子どもの日…と子どもを盛り上げるのが好きな大人が多いです。
祝ってあげたり、季節感を味わうというのも大切な学びです。
ただ、盛り上げすぎて日常からかけ離れると良くない訳です。
3月、4月、5月…黙っていたって学校では卒業や入学、進級、クラス替え、担任が変わる、大型連休…日常とは言い難いフワフワとした時期が続きます。
それに輪をかけるようにして、どこでも盛り上げる必要があるのか、正直僕は疑問です。
例えば学校は卒業しても変わらず利用するところでワーワーする必要性が見えません。
「卒業おめでとう」と言葉と共に記念品を渡すくらいじゃだめなのかな?
「あなたの成長を私たちも祝福しているよ」というのが伝われば良くて、日常から離れた空間を無理して作る必要がどれほどあるのか…
「新年度、子どもが毎年落ち着かなくて」…それはそうだと思います。
その子どもたちのいる環境を作る大人が落ち着いていないですから。
ちょっと目線を変えて。
ここまで書いてきましたけれど、そういう催し物を否定するわけではないんですよ。
したい気持ちは分からないでもないんです。
長期的スパンで見ると、そういう年中行事も日常と言えなくもないし。
じゃあ、少しでも子どもたちの「困った」を生まないため、取り除くために何をしたらいいかな?と考えてみるんです。
何かイベントに向けては少しずつ準備をしていきますよね?
同じように日常に戻す取り組みをしなくてはいけないと思います。
「イベント終わったよ!さぁ、明日から日常に戻りまーす」
それこそ急な変化すぎやしませんか?
「早く日常に戻さなきゃ」が却って邪魔しているんです。
大きな変化から日常に戻るのって大変ですよ。
僕も新婚旅行で一週間バカンスを楽しんだ後、しんどかったし・・・(笑)
少しずつ戻る方法を考えて、変化の波をなだらかにしてあげればいいと思うんです。
もう一つ、「変わらない場所」というのを作っておくことも良いかもしれない、と個人的には思います。
いろんなことが目まぐるしく変わる時期、「ここだけはいつも通りだ」と感じられる、ホッとできる場を用意しておくんです。
僕のぐるんぱはそういう場でありたいと思っています。
もちろん、前述したように僕も、子どもたちの成長などは祝福していきたいとは思いますが、基本的にはすべきことは変えずに関わりを示したいとも思っています。
ゴールデンウィーク明け、日常に戻る、戻す、のはそれぞれ大変さがあると思います。
僕はいつも通りに子どもたちと関わり、子どもたちが日常に戻れるのを手伝ったり見守ったり…
さ、今週から少し忙しくなりそうです。
子どもたちが僕を見た時にホッとできるようにありたいと思います。
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