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2016年5月26日木曜日

「子どもの意思を尊重する」は、子どもにとってとっても難しいこと

子育てに於いて「子どもの意思を尊重する」という風潮が強いように感じています。
正直、強すぎると。
多分、最初にそういうスタイルを説き始めた人はそういうつもりじゃなかったと思うんですが。



解釈によるところが大きい表現ではあるけれど、「子ども任せ」になっていると危険だと感じています。

やはりある程度、指針、方針は保護者であったり、その時々で関わる大人が示していかなくちゃならないと思います。

「自分で決めなさい」も経験があってこそ出来ること。

経験の少ない子どもに「あなたの意思を尊重するから、自分で決めなさい」は、子どもの中に「?」を作ります。

十分な経験を積ませてから、少しずつ決めさせる部分を拡げていくイメージが必要です。
それまでは周りの大人で示していく。
これは絶対だと思います。

それは決して子どもの意志を踏みにじることとは違います。
もちろん、「少しずつ決めさせる部分を拡げていく」ことをしないのは、成長を認めない親のエゴと批判されかねません。


子どもはハッキリ言って良くも悪くも純粋です。
だから「あなたの意志を尊重する」も素直に言葉の通りに受け取るでしょう。

そこで舵取りを任せすぎると、子どもがまるで船長のように思いのままに舵を切って、周りの船員を振り回すことにまで、あっという間に発展してしまいます。

そして、気が付いたときにはどこに自分が向かっているのか分からず、広い海で遭難しているんです。
にもかかわらず、大人は「子どもの意思を尊重する」と言い張る。


必要以上に「子どもの意思を尊重する」という大人のスタイル→子どもは目的地も見えないまま思いのままに舵を切る→遭難→なおも「子どもの意思を尊重する」と言う→誰も僕(わたし)を助けてくれない

こういう図式が出来上がってしまうのを、心配しています。


確かに、「困った」を経験して考えることで人は成長するもので、これと前述したことは一見矛盾するようですが、大人がコントロールなりフォローできる範囲の中で「困った」を経験させることと、大人の手に負えない「困った」を経験させるのは全くの別次元です。

大人に制御出来ない「困った」が子どもに軌道修正できるはずもありません。


子どもを押さえつけるとかそういう次元ではありません。

信じて指針を示す、そういうことが必要だと思っています。
とても観念的な話ですが。


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