まずはこれ。
simple is the best は日本語こそ!と思います。
たまに人の話し方などについて「主語が無い」と指摘をする人がいます。
もちろん何の話か分からないほどに主語を省いてしまうのはよろしくないです。
けれど「省けるものは出来るだけ省く」のが美しい日本語だと思っています。
主語のことで言うと、いちいち「僕は」「私は」と入れるのはダサい。
英語なんか主語を省くと原則命令文になってしまって、意味が変わってしまいますよね?
でも日本語の場合、
「私は読書が好きです」
「読書が好きです」
というように、意味が変わることはそうそうない。
誰の話なのかは文脈から察する読み方が出来るわけです。
読み手が読み違えない程度に省けるものは省く!
そういう文章が美しいと思います。
次に出来るだけ置き換える、と言う話。
これは英語とかでも一緒ですよね。
「机の上のコップ」を2回目以降も「机の上のコップ」というのはくどい。
「それ」とか「あれ」とか、指示代名詞に置き換えられるものは置き換えた方が美しい。
国語の授業なんかでは、この指示代名詞の示すものが何なのかを逐一確認しながら教材を読み進めることが多いと思います。
そういう読み取りは、僕もとっても大切だ思います。
今、取り敢えずパッと思い浮かんだ2点について書いてみました。
これは本当に基本の基本だと思っています。
それで話の筋が呑み込めないのは、僕の言うところの「美しい日本語」に触れる機会が足りないからなのだと思います。
そして、子どもたちの様子を見て思う事。
子どもたちと関わって作文を書かせてみると「書けない」という子も多いんです。
省くどころか「書けない」と。
でも、喋らせると、喋る喋る…堰を切ったようにしゃべる子までいます。
なのに「書けない」となる。
前述したような「美しい文章」を求められていると、子どもたちが思い込んでいることが多いんです。
子どものときにそれをいきなりするのは、大変な作業です。
語彙が豊富だったら、その言葉にいろんな含みを持たせたりしながら文章を展開することも出来るでしょう。
でも、まだまだ発展途上の子どもたちは、そうもいきません。
子どものうちはのびのびが一番!
むしろ、自由に書かせて自分の言葉、自分の表現を探す楽しみを知ってほしいと思って関わることが多いです。
とにかく書き出す。
そこから余分なものを削るという感じの方が良いと思っています。
そういう作業をしていると、文脈に合わせて言葉を選びなおしたり、自分で工夫を始めたりする子もいます。
だから、僕は自分の作文指導では、十分に「書き出す」ということに時間を費やします。
それが出来るように仕掛けも出来るだけ用意したり、課題を選定したりします。
そして、そうやって自分の言葉や表現を探して、自己表現をし始めて、それが原稿用紙から離れた日常でも同じような視点で物事を考えられたら、タフになると思うんですよね。
僕が毎日ブログを更新しているのも「書き出す」練習の一環かもしれません。
頭が固くならないようにするための。
ただ、ブログは言わば書きなぐりあるいは、メモ、書きっぱなしのものですから、「美しい」というものとは違うと思いますので、あしからず。
(決して駄文の言い訳ではありません…はい)
書き出していたら、記事の着地地点を見失った感がありますが、今日はこの辺で(笑)
お問い合わせは↓
住所
811-3425
福岡県宗像市日の里4丁目4-11
電話
090-5724-0660(永田携帯)
0940-36-9414(事務所)
※支援中など出られないこともございます。折り返しお電話いたします。よろしければ留守番電話にメッセージを残してください。
ファックス
0940-36-9414
メール
gurunpa.munakata@gmail.com
SNSで僕のことを知ってもらうことも出来ます。
フェイスブック:junya.nagata.543
ツイッター:@nagatajunya
お気軽にお問い合わせください。
0 件のコメント:
コメントを投稿