過去の積み重ねが今に繋がるのだと思います。
だから、何か自分の頑張ってきたことだったり、習慣だったりを手放すというのはとても勇気がいることです。
時間、労力あるいはお金を費やしてきたものです。
手放すのが惜しい、という気持ちも分かります。
でも、「何かを手放すことは過去の自分を手放して、過去から今にかけての自分を否定することとは違う」と知るべきだと思っています。
何か実行していきたいことがあったとして、それがこれまでの習慣なり頑張りと対峙してしまう位置関係になるとします。
その時に、これまでの時間や労力、お金…と言った費やしてきたものを思い出すのはハッキリ言って無駄です。
しっかりと自分の価値観の天秤にかけて、新しいものの方が有用だと思うのなら、手放すべきです。
勿体ない!なんて言っている場合ではありません。
新しいものを選択することが出来るようになっている自分もこれまでの積み重ねによるものと考えるべきです。
新しいものに飛びつく、とかそんな次元の話じゃなくて。
目の前に現れた新しい選択肢とこれまでの自分の取り組みをしっかりと天秤にかけて、良いものを選んでいくということ。
それをしていかないと、物事いい方向には絶対に転がりません。
断捨離ブームで物を手放すなどの整理整頓術などは比較的取り組みやすいことです。
それに比べて習慣なんかは手放すのがとても難しいですが、どんなに習慣であろうがより良いものであれば取り入れるべきだと僕は考えています。
もちろん入れ替えるという選択肢だけでなく、同居させるということだってあるかもしれません。
あるいはその時々で変化させることもあるかもしれません。
とにかく「もったいない」がいろんな場面で言われる昨今ですが、「もったいない」が邪魔で良いものを選べなくなっていることが一番「もったいない」と思うのです。
「頑張ることは続けること」と日ごろから言っている僕ですが、「本当に有用なものを選び続ける」ことが大切だと思います。
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