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2016年10月26日水曜日

子どもへの指示の出し方

指示の出し方として、「○○して」という目の前のやることについて指示を出すということが基本にあります。

でも、この指示の出し方だけだと、「次を見通す」ということがなかなか備わらない、という可能性も否めません。

目の前のことだけで、物事を完結させてしまうんですね。

でも、日常生活というのは、ある種の流れです。
物事一つする度に、ぶつ切りにしてしまっては生活力というところに結び付きません。

常に誰かについていてもらわないといけない、という段階から抜け出せなくなるんです。

だから「○○して」という指示が通るようになってきたら、次の段階として「○○して、次は△△して」というような流れになるような指示の出し方をしてみるんです。

すると、流れというか幅というか、子どもへの指示も減って、子どもが主体性を持って動く力が少しずつ養われます。

次にすべきことを見通して、自ら判断して(あるいは一連の流れとしてでも)行動を取れるようになると、本人も周囲も生活の幅はぐんと拡がります。

難しいことかもしれませんが、「この子はこれで良い」というある種の思い込みを捨てて、伸びしろを信じて、次の段階を考えていくことが支援者としてのすべきことかな?と思います。

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