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2017年7月19日水曜日

「いつもと違う」は、意図的にしてこそ意味がある

当然のことですが、無意識に意図せずに「いつもと違う」ことをしてしまうと、子どもたちは混乱します。

「いつも通り」というのも、何から何までと言うのではなく、「やり取りの根っこ」みたいな「外せないポイント」を「いつも通り」にするということです。

その「いつも通り」を意図的に外して「いつも違う」と何が起こるのか、ということはたまにしてみます。

外すときには、基本的に「子どもにとって面白みを持たせる」ことが大切だと考えています。
(その子が「面白み」を感じるポイントを知っていくためにはやはり「いつも通り」が大切になってきます)

今日は、「外す」をしてみました。

中学生のOさん。
プールの支援で送迎をしています。

その道中、ワイワイとお喋りするのが楽しみになっています。
(彼女も楽しんでくれていると思うし、何より僕がとても楽しいです。)

その場面で今日は、僕が「ピエロ」のような役を演じてみました。

言葉を極力省き、パントマイムさながらにジェスチャーと表情だけで、彼女の投げ掛けに応じたのです。

そこで何が起こったか?
(というか見えたか?)

彼女の想像力の奥行きを見た気がしました。

初めは笑いながら「なん、それ~?」とか「なぁがぁたぁさん!ってば!」という感じで「僕の知る」Oさん的な反応でした。

それを更に続けたら質問の方向性が変わり始めました。

「喋れんくなったと?」
(僕は、ニヤニヤしながら首を傾げるだけ)
「お猿みたいだよ?」
(ニヤニヤ)
「水の中にいるみたいになってるよ?」
(「おっ!少し変わったかな?」ニヤニヤ)
「宇宙に行ったらこんなかな?」
(「おーー」ここで、僕も通常運転)

面白い風に捉えられたね、という旨を伝えたら「そう?」と本人はあっけらかんとしていましたが、僕にとっては、彼女の想像力に感心したところでした。

これでまた次回からのやり取りも奥行きが増すんです。

それがお互いに楽しみ「続ける」コツな気がします。

停滞ほど面白くないものはありませんからね♪

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