本日(2017年7月18日)のNHKのクローズアップ現代の冒頭で聞こえてきました。
昨年1年間で14人の子どもが自ら命を絶ち、これはいじめ防止対策推進法の施行にもかかわらず、過去10年で最も多い数字だそうです。
いじめが認定されたり、されなかったり、「やっぱりありました」だったり…
法によって守れる命、守れない命があるということでしょう。
法とはまた違ったステージで子どもたちの苦悩と葛藤があるということでしょう。
子どもの様子を冷静に見守る観察眼と、子供の成長を温かく見届ける眼差し。
これを持ち続けること、磨くことが僕ら支援者の役割かもしれません。
少し話は変わりますが、医師の日野原重明先生がお亡くなりになりました。
生前、晩年、命の授業に熱心に取り組まれていましたね。
日野原先生の「命は時間」という言葉が僕は大好きです。
お風呂に入ったり、爪を切ったりするのは「自分のために使う時間」。
「命を誰のために使うか、段々と大きくなるにつれて考えなくてはいけなくなってくる」とも仰っていました。
命(時間)を誰のためにどう使っていくか。
「誰か自分以外の人のために命を使うことで、君たちの命は意味を持ち始める」
これも日野原先生の言葉。
僕は妻や息子、愛犬、家族、出会う子どもたち、まだ出会っていない子どもたちのために、丁寧に使っていきたいです。
それを考える喜びや尊さを手放さざるを得なかった子どもたち。
子どもを守れるのなら法制度は整うに越したことはないけれど、子どもたちの命の上に法律が整う、というのはこの上ない矛盾。
いろんなことを考える夜です。
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