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2016年1月26日火曜日

子ども目線のエピソードを用意する

僕の小さいころの話。

母親から「靴をそろえなさい」と言われたことがあります。
それに対して、「なんで?」という疑問を母にぶつけた記憶があります。

子どもって理由を欲しがっているのですよね。

それに対して、「揃えないのは、お行儀が悪いから」とかいう話をされました。
確かにそうですよね。
母が言っていることは、間違いではないんです。

でも「お行儀が悪い」は子どもの求めている理由と少し違うんです。

何故なら「お行儀よくする」ことは、他人を意識して、人に見られることを意識して、「よく見られたい」ということが含まれていますから。

無人島で靴を脱いで、「お行儀よく」するために靴をそろえたりはしませんよね。
他人がいてこその「行儀」「礼儀」なんです。

成長してくるとそこに、「その人の生き方」みたいなエッセンスが加わりますけど、子どもには備わっていない価値観です。

日ごろから言われているからなんとなく分かるような、分からないような…「お行儀」。
それだと納得しにくかったのです。

だから、子どもが納得できる理由、子ども目線のエピソードを考えながら伝えることが大切だったりします。


靴を揃える話の場合、僕は祖父の話で納得しましたので、ちょっとご紹介。


祖父「靴を揃えるのはね…靴に感謝するためなんだよ。今、靴を履いて歩いていたでしょう?あなたの足はケガとかしているかい?」

僕「ううん、してないよ」

祖父「そうだろう。靴があなたの足を守ってくれていたからなんだよ。来たい場所まで安全に連れてきてくれてありがとう、って。靴を履かないで外を歩いたら痛かったりするでしょう?それだとなかなか歩けないよね。いてて!って、やりながら歩いていたら電車に乗り遅れちゃうことだってあるかもしれないし。だからありがとう、っていう心を込めて揃えるんだよ」

という感じのやりとりをしました。

「お行儀よく」よりも「靴にありがとう」の方が僕にとっては分かりやすかったのです。

話をするときに子どもがどういう目線で物事を考えているかを知った上でエピソードを添えてあげることが大切だと思います。

ちょっとファンタジーめいた話でも良いし、絵本から引っ張ってきても良いし、いろんなことを納得する入り口はそういうもので良いと思います。

そして、成長と共にいろんな経験をして、自分の価値観を見つけ出して、その成長に合わせた納得の仕方を身につけていくのだと思いますから。


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