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2016年8月15日月曜日

平等にすべきか?均一にすべきか?

子育てでも、仕事でも、日常生活でも…とにかくどんな場面に於いてもですが、「今この場面では平等にすべきか?均一にすべきか?」という検討はどんどんしていかないといけません。

その判断を間違えてしまうと、不満が溜まったり、納得してもらえなかったり、あるいは自分自身が上手く立ち回れず行き詰まったりするわけです。

僕の場合は「均一」で思い浮かぶのはやっぱり100均です。
「同等程度の商品を100円で取り揃えています」ということですよね?

100均の良さは何か?

ズバリ!システムの分かりやすさ。
これに尽きます。

均一であるということは、目に見えて分かりやすい、ということです。

じゃあ、「平等」ってどういうことか?

100均の例で言うと「商品を選べる」という点です。
「同等程度の商品を100円で取り揃えています」の後に隠れている「気に入ったものをお買い求めください」というところです。

選択して納得した上で買い物できる部分です。

「平等」で大切なのは、全部か一部かというものを含めて納得できることです。

ペンを買う人もいればメモ帳を買う人もいて…それで良いんです。
それが平等というもの。

ケーキ屋で値段の違うケーキがショーケースにたくさん並んでいます。

あれは値段は均一ではないけれど、それぞれの値段で提供できる質は、ほぼ均一です。

そして、客が欲しいものを必要な数だけ買っていく、というのが平等。

大皿から料理を取り分けるとき、食べるものは均一(同じもの)です。
でも、食べる量は人それぞれです。
食べられる量、好き嫌い、色々あります。

食の細い人に「平等に」といって同じ量を食べさせることは平等ではありません。
食べ物の話で言うとアレルギーの人に同じように食べさせるなんてあり得ないでしょう?
「じゃあ、あなたは代わりにこれをどーぞ」となるわけです。

残ったものをたくさん食べられる人、食べたい人がもらうはずです。
それが平等。

平等というのはもしかしたら、分かりにくいかもしれないけれど、それぞれが納得していくということだと思っています。

均一も平等も、どちらも大切な考え方です。

今、均一にすべきか?平等にすべきか?

その使い分けで、楽になることって多い気がします。

因みに僕の仕事は、料金という部分は基準を設けてほぼ均一。
支援内容は平等を目指していきます。
僕の目から見て必要だと思うところには入り込みます。
その一方で、必要ないところには手はかけません。

サポートが不足すると、前に進むための力が湧かなくなります。
サポートが過剰になると、人任せになってしまいます。

その子、その家族に必要と思うものを提供するのが僕の仕事に於ける平等。

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