母子分離云々、なんて言葉を使う程ではないけれど、お母さんから離れることにドキドキを持っている、ある男の子とのやり取りで、「僕がいなくなるとお母さんは心配する」という言葉を聞きました。
なるほど。
確かに心配性な感じのお母さんではあるけど…
だけど、その気遣い方はすこーし方向性が違う気がしますよね。
離れても自分らしくいられるようになる、というのは頼もしいことです。
親も子も、少しずつ気持ちの準備をしていくべきことです。
お互いに
「僕は少しずつお母さんの手から離れる準備をしていくから見ていてね」
「お母さんも、あなたが私の手の中から離れていくのを見ていくね」
(言葉にしてしまうとニュアンスが曲がってしまうようですが)手はかけずに、目をかけるという親子関係に向かっていく必要はあります。
特に精神的な面では。
親子のケースにもよりますが、「お母さんから離れることは心配かけることじゃなくて、役に立つことに繋がるよ」ということを子どもに伝えることが僕のスタートになることも多いです。
そうして練習を重ねて、子どもの変わっていく姿を見ながらお母さんには納得してもらうのです。
多くのお母さんが「頭では分かっている」ことですから、頭で分かっている点まで、子どものイメージを追い付かせて上げる感じですね。
多分、こんな話を1回したくらいでは子どもも3歩進んで2歩下がる感じでしょうが、子どもの背中を押すことをしばらくしていきたいところです。
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