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2020年3月15日日曜日

例えば鍵盤ハーモニカの練習をするときに見たいところ

鍵盤ハーモニカというのは、保育園、幼稚園、小学校…練習の機会の比較的多い楽器であるように思います。
その割に、とても難しい楽器だというようにも思います。
実際、つまづいてしまう子が結構います。

僕も子どもの時分には、つまづいてしまいました。


僕の場合には、息を吹くことと指を動かすことを同時にするのが難しかったというタイプです。


そうです。
鍵盤ハーモニカというのは、同時にいくつもの作業をしていかなくてはいけない、高度な楽器です。

それを教えるというか、指導する立場で、「出来る」「出来ない」みたいなジャッジをするだけでなく、「なぜ」出来ないのか?ということを考えなくてはいけません。
あるいは出来ている子たちは、「なぜ」上手くいくのか?を考えなくてはいけないこともあるでしょう。

そこで、少し、比較的着目しやすい点をいくつか挙げて、鍵盤ハーモニカの練習について考えていきます。


鍵盤ハーモニカを弾く姿を思い描いてください。

右手は鍵盤を弾き、左手は管を支え、息を吹き込み、目は鍵盤と指揮者と楽譜を確認して、姿勢は保つ、みたいなことが必要です。

一言で「鍵盤ハーモニカが弾けない」と言っても、つまづきの理由は一人一人違います。


それこそ鍵盤ハーモニカを弾くこと自体は高度な作業なので、そのつまづきの理由を分けて、別に練習をしていく必要があるかもしれません。


運指が上手くいかないのであれば、指先を動かす練習から必要かもしれません。
息を吹くことが苦手であれば、「ふーー」っと息を吹く練習からいるかもしれません。
視線も慌ただしいから、どこを見ればいいんだよ、と細かく、伝える必要があるかもしれません。
そもそも、多動傾向がありじっとしていることが苦手であれば、弾くときの姿勢に配慮がいるかもしれません。
鍵盤ハーモニカを練習する場面を想定したら、周囲の子どもたちも練習していることが考えられますから、聴覚過敏で鳴り響く音が苦手であれば、取り組み自体を考えなくてはいけないかもしれません。
もし、取り組むのであれば耳栓をするだけで、弾けるようになるかもしれません。

あるいは、音楽は楽しい、表現の一つであるということを体感することから必要かもしれません。


本当に、いろんな視点で子どもを見ていく必要があると思います。



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