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2020年3月7日土曜日

“価値観”を育むための取り組みとして

例えば性教育の話。
知識を詰め込めば良いという訳ではありません。
自分、他者の存在とか人権とかを大切に思って、その先に姓に対する価値観があるわけです。
そして、そういうものは一朝一夕に身に付くわけではなく、じっくりと育むものです。

例えばお金の話。
お金でモノが買えるとか、硬貨と紙幣があるとか、そういう知識を詰め込んでいて、買い物をするだけでは、お金の価値観が分かっているとは言えません。
労働の対価として頂くことのあるもので、大切にしなくてはいけない、という価値観も含めて備わってようやくお金の事が分かっていると言えるのでは無いでしょうか?


そういう価値観を育むためには、知識のかなり前に体験というものを得ていくことも大切です。
お風呂で身体を丁寧に洗ってもらうとか、そこから姓の学びは始まっているのです。
そういう体験があるから自分の身体も他人の身体も大切に出来るのです。

お金のことも同じです。
お金をもらう、使うとか以前に大切にしようという意思の芽生えが必要です。
その入り口が貯金箱や自分のお財布なわけです。
こういうものを持つと嬉しくて、それ自体をまずは大切にして、その大切なものの中に入れるからお金も大切にしようと思いが芽生えるのです。


ということで、今度、生徒の学習サポートで、お金の学びのために一緒に手芸をして小銭入れを作ることにしました。

療育ってこういうところから(あるいはもっと手前があるのかもしれないけど思い付かなかった)始めると、遠回りで時間がかかるように見えるかもしれないけど意味を持つと僕は思っています。

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