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2020年3月24日火曜日

気持ちが乗らないときの時間の使い方

先日もここに書いた中学生との学習でした。

今日も、あまり乗り気ではなかったようで、学習場所に現れてから直ぐに「帰る」と言って、背を向けようとしました。

「ちょっとで良いからしておいで」

お母さんに促されました。

(多分、ちょっととかみたいな時間の話じゃないよな~)

そしたら本人が
「長い時間かどうかは、今の僕の問題じゃないんだよ。気分が良くないし乗らないんだよ。」
と。

ここ最近のやり取りで昼夜が逆転しかけているという情報がありましたから、
「昨日は何時から目が覚めてたの?」と尋ねてみました。

「昨日はね、もう1時過ぎから目が覚めてね、そこから日が昇るか昇らないかまで寝られなかったんだよ。だから昼間もダラダラと寝てるのか起きてるのか分からないような感じだったんだよ。このままだと今夜もきっと変なリズムになっちゃうよ!」

と苛立ちながら話し始めてくれました。

「そうか~、それはしんどいね~」

と返すと

「しんどさは無いんだけど、このままじゃ嫌なんだけど、気持ちも乗らないから帰りたいんだよ」
と。

「うーん、そうね~、そしたらどうにかしたいって思ってるんよね?」

そうすると、彼は“こうしたい”“こうなりたい”を5分くらいかけて、自分の言葉を探すように、選ぶように話をしてくれました。

まだまだ話したそうでしたが、暗くなってきて、気温もぐんぐん下がっていることを感じたので、
「そしたら、寒くなってきたから、もう少し中で話し聞かせてよ。」
と誘いました。

まずは、ある程度“堰(せき)”を切ったような、勢いにも似た、話したいという“流れ”を作りたかったので5分取りました。
これが奏功して、「うん、聞いてくれる?」と。

「うん、もちろん」

そうして中に入りながら「夜中目が覚めたら何してるの?」と尋ねました。

「なんか、こう言うとさ、変かもしれないけど、少しでも合理的に、って思って、僕の時間にしようと思って、好きなことをしてるかな。テレビの録画したものを見たり。本を読んだり。昼間にダラダラと自分らしくない時間過ごしてるから」

と。

そこから40分ひたすら、彼の夜間の様子について聞かせてくれました。
お気に入りのテレビの話などを中心に。

そうしたところ、40分経った時点で、「ところで先生との時間、あと何分ある?」と聞かれたので「あと20分くらいかな」と答えました。

すると「ならあと5分だけ話し聞いてもらって良い?少しだけ勉強して帰ることにする」と。

良い!それで良いよ!

なんかとっても良い表情で話もして、そのままの感じで学習にも向かいました。

時間の長短なんて問題じゃないし、問題が解けたかどうかなんていうのも、正直どうでも良いです。

自分で彼が時間の使い方を選択して、満足して帰れたことが今日の収穫!

「またね」

と笑いながら車に乗って帰った彼を見たら僕もホッと嬉しくなりました♪

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