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2020年3月2日月曜日

いざこざを通して見える息子の成長

4歳になった息子の晴哉。

最近、これまでとは違った様子が見られます。

大体に於いて、我が家では僕が息子を保育園に登園させます。
すると、登園時に彼のお友達が僕の周りに集まってきて、次から次へとおしゃべりを浴びせてきます。

「ねぇねぇ、晴のおとうさん、見て!」
「あれやって!あれ!」(とってもくだらない一発ギャグを何度か披露したのがウケたためせがまれます)

これまで「晴のお父ちゃん、面白いやろ!?」と得意気にしていたのが「晴のお父ちゃん!」とお友達の前に立ちふさがるようになってきました。
でも、それでめげる4歳児たちではないので、晴哉もタジタジになってしまいます。

そこで、周りの子の話などを邪険に扱うこともしたくないので、一通り落ち着いたら最後は必ず晴哉とハグとタッチをしてからお別れをするようにしました。
そして、見えなくなる間際で彼にだけ手を振る、ということも。

すると、満面の笑顔で「お仕事頑張ってね」と僕を送り出してくれるようになりました。


これを続けていたら、次第に友達の前に立ちふさがることもしなくなり、余裕の表情で待つようになってくれました。



幼児期のお友達とのトラブルって、所有権を争うものが圧倒的に多い気がしています。
上のエピソードはこれに当たります。



それから成長と共にルールみたいなものを掲げ始めて、「あ!それいかんとよ!」みたいな発言が生まれて、それがトラブルになることもあります。

最近の晴哉はこちらも見られるようになって面白いです。

「今日ね、○○ちゃんが△△って言ったとよ?悪くない?」と。

その多くが、僕ら両親が晴哉に「その言葉は嫌だな」ということを伝えてきたものです。
彼にとって一番身近な社会が家族ですから、その家族、社会でのルールを掲げて、彼なりの主張をします。

そして僕ら両親に共感を求めてきます。


トラブル…というよりいざこざかな?

主張をぶつけ合って、徐々に折り合いのつけ方を知っていく、とても大切なことです。
相手のことも知りながら、どうしたら解決するのか手探りをして…



いざこざは、長引くときもあれば、すぐに折り合いがつくときもあります。

僕は、保育者のサポートで以て、満足感を得られると、譲歩したり妥協したり、子どもたち同士で折り合いをつけられる道を見つけていくのだと思っています。


いざこざやトラブル。
幼児期に起こるものは、余程でない限り当人たちに任せたいものです。
あるいは、一時的にいざこざの流れを預かるにしても当人の体験として返してあげられるように配慮したいものです。

もし預かるのなら、「あ、こういう方法もあるのか」という気づきと共に返して、彼らの引き出しになるようにできれば良いのかな、そういものを目指したいな、と思っています。

そうすることを繰り返していくうちに、幼いうちは感情的で力づく的な解決方法に偏りがちだったのが、少しずつ言葉を駆使して思考を巡らせて解決に向かおうとするものになっていきます。


いざこざの原因も、解決への道筋も、成長が見られて父としては嬉しい限りです。

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