毎週土曜日の午後、福津市の「放課後等デイサービスといろ」さんにて、学習サポートのお仕事を頂いています。
今日も学習サポートをしてきまして、その一幕をご紹介。
ある男の子と個別に過ごす時間でした。
宿題を一緒に進める予定になっていました。
だけど、とにかく勉強に向かうことに前向きになれない子です。
笑えてくるくらいに面倒臭そうにするんです(笑)
そして、勉強となった途端に僕とのやり取りも閉ざしてしまいます(笑)
そこで僕は彼に「宿題しようがしまいが、僕は困らないから、正直どっちでもいいんよね。宿題って面倒やし。僕も嫌だったから分かるわ。」とそんな話をしました。
でも、僕はそこには共感しつつも「やるときは真っ直ぐ机に向かって座ろう」「左手もちゃんとプリントを押さえるのに使って」ということは口うるさく伝えました。
いちいち面倒臭そうに反応をするんです。
なんとかかんとか、宿題を終えて学習室でグッタリ。
そんな彼に「さっきも言ったように宿題をするとかしないとか、問題が解けるとか解けないとか、そんなのは僕にとってどうでも良いんよ。でも、向き合う姿勢についてはうるさく言わせてもらう。他の子達はみんな、こういうことを身に付けていっているからね。それをしないと、あなたが誤解されて、あなたが孤立していくことに繋がるから。僕はあなたに自分のことを特別扱いしてほしくないし、僕はあなたを一人にしたくないから、こういう姿勢については話をさせてもらう。」
「僕のことを分かって、とは言わないけど、僕がこういうことを考えているということだけは知っておいて」
というようなことを話しました。
話が終わったら彼は、学習室から無言で出ていきました。
そして、その後すぐに「これ手伝って」と泥団子作成キットなるものを持ってきてくれました。
なんか伝わったのかな?
嬉しい瞬間でした。
学習だって、突き詰めればやり取りの練習なんですよね。
僕は学習を通して、僕という人間の分くらい、世界を拡げてあげられたら良いなと、そんなことを思いながら学習サポートに入っています。
土曜日午後、「放課後等デイサービスといろ」さんでは、学習についてはもちろんサポートさせていただきますが、僕の活動と絡めて、体を使った療育的活動も提供できると思っています。
僕自身ももっとたくさんの子どもと出会えていけるのを楽しみにしています。
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